Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

川北舞さん個展

2011-01-30 22:33:23 | お出かけ
カトリックの国、というイメージの強いフランスですが、実はパリには超教派の日本語プロテスタント教会があることを皆さんご存知でしょうか?まややも留学中に何度かお世話になったのですが、昨日そこの帰国者の集いへお誘いいただきました。

13時に三鷹駅に集合の後、三鷹産業プラザ1階にある隠れ家的カフェHi famigliaに、水彩画をされている川北舞さんの個展を見に行きました。彼女とはフランスでお会いする機会はありませんでしたが、向こうで個展を開かれたこともあるそうです。今回の個展は残念ながら今日で終わってしまうとのことなのですが・・・。

 

絵は抽象画が殆ど。絵筆を握るのは中学校の美術の授業以来・・・な状態からステンドグラスを始めたまややですが、普段描くのは人物や花が多いので、実は抽象画には結構苦手意識を抱いています。なので昨年他の人の抽象画をパネルにしてほしいという依頼を受けた時はもう大変で・・・悩みに悩みながらどうにかそれらしきものを仕上げた経験もあって、川北さんに色々なことをお聞きしてしまいました。彼女の場合は絵を描く前にお風呂に入ってお祈りして、身体と心をまっさらにした状態で、一気に集中して描くのだそうです。こういうふうに勢いで描く絵というのは、その時々の身体や心の状態に大きく左右されるでしょうし、それを第三者が再現するというのはやはりほぼ不可能に近いことなのだろうなぁと改めて思わされました。だけど逆に、そういう再現不可能なところがこういう絵の面白さでもあるのでしょうね。川北さんの、1枚1枚が真剣勝負の絵から沢山のことを学べて感謝です。



会場は小さなスペースですが壁が白くて、大きな窓からは自然光がたっぷり入り、しかもお店の前の通りから展覧会の中身が一目瞭然!会場に入った人だけでなく、外を歩く人にも見てもらえるような感じです。2年後くらいに自分もここで個展をしたい!という意欲がバリバリ沸いてきました!



その後は会場を移して賛美と証、自己紹介や近況報告の後、お互いの課題について祈り合う時間を持ちました。この会で初めてお会いした方も沢山いましたが、それでも昔からの知り合いみたいに色んなお話ができて、改めて教会に連なっていることのありがたさをしみじみと感じました・・・。その後の鍋も美味しかったです。うちでも鍋やりたい欲がドドドドっと沸いてきました(^_^;)

これからまた制作に向かう意欲とエネルギーを下さった沢山の兄弟姉妹の皆さん、ありがとうございました!

初仕事

2011-01-25 12:10:08 | コパー作品
まややです(^ω^)インフル流行ってきましたね。バイト先でも従業員が2名(!)インフルで倒れました・・・次は誰だ!?なんて話になると、新年早々不調続き&予防接種してないまややはビクビクです 皆様もどうかご自愛ください。



で、やっとやっと今年初の仕事です。昨年イブ礼拝の日にクリスマスツリーのキャンドルホルダーを教会へ持って行ったら聖歌隊の方が買ってくださり、別の方から私にも・・・との依頼がありました。前回と同じナギットが手に入らなかったので若干色が違いますが、23日にお渡ししました。

ちなみに右はイブ礼拝の日に教会でもらってきたハーブ。瓶に挿したまま特に何もせずもう1ヶ月がたつのにまだまだ元気。素晴らしい生命力です

ビーチコーミング

2011-01-02 20:56:54 | 日記
2011年の年明け2日目は、家族で海に行きました。といっても、勿論この季節ですから泳ぐわけではなく、制作に使えそうな貝殻やビーチグラスを拾うため連れてってもらいました。

まだ年明けたばかりのこんな寒い日でも、海に着くと既にもう誰かが砂浜を歩いた形跡が・・・。かの有名なマーガレット.F.パワーズの「足あと」の詩を彷彿とさせる光景。



よく見ると、わんこの足跡も(笑)



なかよし





貝殻は沢山拾ったのですが、最近はビンもみんなリサイクルされてしまうせいでしょうか。昔に比べて砂浜を歩いていてもなかなかビーチグラスが見つけづらくなったなと思います。最初の3箇所くらいではほとんど見つからず、なるべく岩場の多そうな場所を求めて車で移動を繰り返し・・・最後の場所では結構沢山拾えました



海も場所によって色んな表情を見せると思います。例えばフランスでもノルマンディーなど北の方だと冷たく整然とした感じがするし、ニースやサントマリードラメールなど南の方だときらきら光が反射して、優しく穏やかな感じがしたり・・・時には人を飲み込んでしまうほどの凶暴さを見せ付けることもあるけれど、それでもまややは海って優しいな、と思います。

ガラスは美しいけれど、同時にその鋭利な切り口には人や生物を傷つける危険な側面をも併せ持っています。普段作業している時はつい忘れがちですが、いつも危険と隣りあわせであることを肝に銘じなくてはいけません。海にとってだって、割れたガラスビンは本来自然界には存在しない異物だし、危険物。自分の身体に入ったら痛みを覚えずにはいられないものだと思うのです。

だけど海は、その尖ったガラス片を長い年月のうちに丸くてすべすべしたビーチグラスにして、私たちの元へ返してくれる。環境面からするとビンを海へ捨てることは好ましくないでしょうが、それでも自然の浄化能力!?って人間が考える以上にすごいんだなと思います。勿論、それに甘えてちゃいけないでしょうけどね。

そこからさらに連想すると、真珠を作るあこや貝というのもすごいなと思うわけです。だって、身体に入った異物から、あんなきれいな宝石を作りだせるんですから。海にしろあこや貝にしろ、痛さを優しさに変えられる力っていうのかな。そんなものを感じます。

ちょっと哲学チックなことを考えながら海辺を歩きましたが、今日拾ったものは近々洗って乾かそうと思います。これで何ができるかお楽しみに!!

Bonne Annee!

2011-01-01 21:43:03 | 思うこと
皆様明けましておめでとうございます2011年もまややをどうぞよろしくお願いします

クリスマスの時にタイトルをフランス語にしましたがやっぱり「ノエル」がうまく表示されず・・・今回はもう最初からアクサン抜きでいきます。「明けましておめでとう」の意です。

今年もおせちとお雑煮作りました。おせちは時間がなかったので昨年に比べるとちょっと地味めですが、うちのお雑煮は最高ですよく聞かれるので書きますがだしはかつおと煮干で味付けは醤油、具は栗、ぎんなん、こんにゃく、芋の茎、わらび、厚揚げなどなど・・・で、何故か食べるときに好みでイクラ、岩のり、納豆をトッピング。お雑煮にイクラというとかなりびっくりされますがこれはうちだけなんでしょうか???恐らく海沿いだからだとは思うんですが・・・。

  

昨年はフランスから帰ってきて、東京の新しい家での生活を始めたり、バイトを再開したり、展覧会があったり、夏からは仕事が入ってくるようになったり、バタバタと慌しく過ごしていた気がします。気がつけば帰国してからもう1年が経つんですね。その渦中にいるときは長いように感じても、終ってしまえばあっという間だったなと思います。

で、今年の目標!今年は近いうちに電気炉を購入して、自宅でも絵付けの可能性を模索していきたいと思っています。とりあえず色見本を作って、小さいものから徐々に作ってみようかと。それと、前々からやってみたかったフュージング(ガラス同士を溶かし合わせる技法です)にも挑戦してみたいなと思っています。電気炉を設置するためには改めて作業場所の整理もしないと・・・ バイトと2足の草鞋で生活に不安がないといえば嘘になりますが、応援してくれてる人たちがいる以上、もうしばらく東京で頑張って行こうと思っています。

また、今年は展覧会はありませんが、来年に向けて新しい作品のイメージがだんだん沸いてきているところです。今年1年かけてじっくりとそれを形にしていきたいと思っています。

立体の方も結構作りたいもののイメージが固まってきています。それを実際形にするのが難しいんですけどね。昨年は秋ごろからキャンドルホルダーをいっぱい作りましたが、今年も引き続き「蝋燭」の可能性を探ってみたいと思っています。

皆様もどうか素敵な2011年をお過ごしください(*^_^*)