Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

大船渡3教会

2013-08-20 21:44:59 | 教会巡り
8/9・10と青森松原教会の、被災地の教会をお訪ねするCSキャンプに我々夫婦も合流させて頂き、大船渡を訪れました。

ケセン語訳聖書で有名な山浦玄嗣先生のいらっしゃるカトリック大船渡教会を是非ともお訪ねしたいと思い、集合時刻より早めに着くように花巻を出発し、大船渡の街中に入ったところ…思いがけず十字架発見!!



あの十字架は正教会ではないかと思い近くまで行ってみました。「盛ハリストス正教会」、日本正教会のHPによれば、町で教会と言えばここの教会を指すほど親しまれているそうです。







残念ながら扉は閉まっていました。後で大船渡教会(日本キリスト教団)の牧師先生にお聞きしたところ普段はこのように閉まっていて月に一度、司祭が巡回に来るとのことでした。先のHPによれば中には山下りんの描いたイコンがあるのだとか…。



そして大船渡おさかなセンターで海産物やら教会へのお土産を買い、しばらく道に迷いつつもカトリック大船渡教会に到着。途中、未だに震災当時のままの建物を数多く見ました。カトリック教会は結構急な坂の上に建っていました。ちょうど信徒の方がいらしており、聖堂を見学させていただきました

 

坂の途中にある聖母子像。



幸運なことに、神父様ともお話することができました。震災直後の教会の写真も見せて頂きました。さらに驚いたのは、何とこの神父様がかつて、夫の実家がある市の教会でお働きになっていたということ。キリスト教界(あえて「界」の字を使用しています)は何て狭いんだろうとつくづく思わされます。良き出会いに感謝して教会を後に致しました。

ところでこの日は、岩手と秋田で記録的な豪雨となっており、私たちが自宅を出た後で花巻市も大雨に見舞われていたようでした。青森松原教会の方々も大船渡へ来る途中何度も通行止めに遭い、大変な思いをされたようですが夕方無事に合流することができました。

 

日本基督教団大船渡教会。震災の時は1階の土台の辺りまで津波が来たと伺いました。



会堂正面の窓には最初、ステンドグラスを入れる予定だったのが、窓から見える外の景色がまた良いとそのままになった模様です。



集会室のピエタ。



夕方の教会もなかなか趣があります。

 

キャンプでは仮設住宅を訪問したり、大船渡教会でバーベキューを楽しんだり、夜には証と賛美の時間を持ちました。大船渡教会の牧師先生より震災当時のお話を伺ったり、我々夫婦も普段、花巻教会のゴスペルソング会で練習している曲を披露させていただきました。子供たちが真剣に当時の話に耳を傾ける姿が非常に印象的でした。土曜日は礼拝準備のため我々は朝一で失礼させて頂きましたが、このような機会を与えられ感謝でした。未だ困難を覚える方々を忘れず、今後も祈り、自分にできることをしていきたいと思っています。







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パネル・わたしはぶどうの木・・・。

2013-08-16 17:11:45 | パネル
7月初め頃よりお隣の遠野市にある、日本基督教団遠野教会の付属幼稚園のためのパネル制作に取り組んでいます。

最初のお話では「ぶどうか何か…」ということだったのでまずぶどう、1回目のデザインの打ち合わせ時に持参したラフスケッチの中で羊が好評だったので羊、さらにそこへ遠野の民家や山、真ん中には教会がある風景を描きました。羊を親子にしたのは、子どもたちが喜びそうだと思ったから。何度も描き直してやっと原画ができました。作るまでがいつも一番大変だなと痛感します。



ところで私は最初、特に深い考えなしにぶどうと羊の絵を描いたのですが、何と遠野は約50年前まで羊を飼育する家が多く、現在でも1人あたりの羊肉消費量が本州一と言われていることを後で知りました。ぶどうについては、花巻市の大迫(おおはさま)という所でも葡萄栽培とワイン作りが行われていて、そこのエーデルワインというのが夫のお気に入りになっているのですが、何と遠野でも葡萄とワインを作っている所があると判明。度重なる偶然に驚いていますまさに遠野ならではのキリスト教モチーフに溢れた作品が出来上がるのが楽しみです。



現在建設中の新園舎を見せて頂きました。



本当はここにステンドグラスを入れたかったようなのですが諸事情により断念し、代わりに私の絵を使ってステンドグラス風のシールを作って頂きました。



ここがステンドグラスの入る場所。ちゃんとステンドグラス用の枠を作って頂きました





せっかくなので遠野観光。教会の近くにある「一日市横町とおの物語の館」。柳田國男が滞在した旧高善旅館を移築した「柳翁宿」内には、柳田氏の愛用品などが展示されています。運良く語り部さんの昔話を聞くこともできました。

ジンギスカンも食べて制作に向かうエネルギーもしっかり充電10月末の完成を目指して頑張りたいと思います




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お花のお稽古⑥⑦⑧

2013-08-16 16:08:19 | お花
一気にまとめてのアップになってしまいすみません

6回目のお稽古は基本立真型・投入(逆勝手)



7回目は再び水盤使用。今度は基本傾真型・盛花。今までと違って「真」が大きく傾いた形です。葉っぱが沢山ついていてアタマが重いので、45°をキープするのが大変でした。



8回目は同じく基本傾真型、今度は逆勝手。



緑の丸い実がついた不思議な植物は「ふうせんとうわた」というもの。実が枯れてはじけると、中から綿が出てくるんだとか…。ひまわりと合わせたら、夏らしく爽やかな印象になりました。しかしこれも、長くて重い枝を45°のところで留めておくのに苦労しました。

次回からはまた投入になる模様です



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