Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

御在所湿原

2021-09-28 12:24:53 | お出かけ
以前ブログ等でお知らせした「ケンタウル祭 vol.6」当初は9月末までの予定でしたが、岩手県の緊急事態宣言に伴い賢治記念館、童話村などの周辺施設が閉鎖していたため、ケンタウル祭も10月中旬ごろまで延長されることになりました。どうかお越しの際は感染対策を十分になさっていただければと思います。また、ケンタウル祭限定通販も継続いたします。私が出していた福袋はお蔭様で完売いたしました。お買い上げ下さった皆様、どうもありがとうございました!

それと、童話村ライトアップも9月25日より再開しました。10月17日(日)までの土曜・日曜17:00~21:00(最終入場20:30)です。私ももう一度見に行きたいと思っています(よく考えたらもう9月が終わる~)。

ここ何年か、9月21日の宮沢賢治さんの命日にはイギリス海岸を見に行っていたのですが、今年は緊急事態宣言下でイギリス海岸露出の試みも中止になり、お家で賢治さんを偲び(ながらお仕事)ました。

コロナ禍で遠出が出来なくなって久しいですが、最近は近場で密にならないお出かけを心掛けています。この9月は八幡平の御座所湿原へ、野生のリンドウを見に行ってきました。近くにはいい温泉も沢山あります湿原では見事に誰にも会わなかった(笑)

 

散策を始めてすぐ、リンドウの群生に出会いました!「銀河鉄道の夜」の中の、線路沿いにすすきが揺れリンドウが咲いている描写を思わせる光景に感激

  

以前何かで、お花屋さんで「青系の花束を作って下さい」と頼むとお花屋さんは困ってしまう…という話を聞いたのですが(そういう時はこっそり紫を混ぜたりする、とも)、確かに染めたりしてないもので青いお花、特にメインになるようなものってなかなかないですよね。きっと賢治さんも、山歩きでリンドウを見ると草むらの中にサファイヤでも見つけたような気分になったのかもしれないなと思います。



本当に、美しい幻想的なブルー



丁度中間地点に東屋があり、御在所沼と赤沼を眺めることができます。ここでしばし一休み。この後バス停まではぬかるみや水たまり、急な上り階段が続きました。



↑赤沼。五色沼とも呼ばれ、春から夏は澄んだ青、秋から冬は濃い黄褐色に見えるそうです。今は間を取って抹茶色?また、水が絶えず湧き出しているので冬でも凍らないそうです。

少し車を走らせるとこんな自然豊かな場所へ行ける、岩手へ来て良かったなぁと思います。来年はもうちょっと早く、8月に見に行こう。

フォトフレーム(短冊状)

2021-09-28 12:06:15 | コパー作品
教会つながりで親しくさせて頂いている、イラストレーターのかしわぎまきこさんが私のキャンドルホルダーを描いて下さいました、感激!日本キリスト教団出版局から出ている『教師の友』でもデータ配信しているようです。手描き水彩で、優しい風合いのイラストは私も大好きです



↑キャンドルホルダーは10年くらいずっと作り続けている、これです。

 

頂いたポストカードに合わせて、新しいタイプのフォトフレームを作りました。たまには違うこともしないとね…。左側のものは早くもお迎え決定してしまいましたが、L版写真サイズはまだあります。そのうち、違う配色でも作ってみたいと思います

ランプ「盛岡の四季」

2021-09-28 11:29:16 | コパー作品
5月に知人を通して依頼を頂いたランプが完成し、先日依頼者さんの手に渡りました。テーマは「盛岡の四季」。近々盛岡から引っ越す方にプレゼントしたいとのことで、希望のモチーフは盛岡城跡公園の桜と紅葉、岩手山、高松の池の白鳥あたり…であとはもうお任せということだったので自由にデザインさせて頂きました

 

↑まずは春。盛岡城跡公園の桜

 

時計回りに季節は夏へ。開運橋から見た、夏の岩手山と北上川。小ささ、細さの限界みたいなピースが多くて神経使いました

 

再び盛岡城跡公園、秋の紅葉

 

冬、高松の池の白鳥(実はまだ行ったことがない、この冬は!

今やこれまでで最も長く住んだ場所が花巻となり、生まれた時から岩手県民であるかのような錯覚すら覚えるワタクシですが(笑)デザインを考える時は一応岩手出身者&在住歴何十年の方々に見てもらって修正を重ねました。特に大変だったのは夏の岩手山と開運橋と北上川。一応自分でも写真撮りに行ったけど、やっぱり自分では気付かないこと、地元の人だから気付くことが多々…で3回くらい修正を重ねました。岩手山は右側のなだらかなラインが美しいとか、雪を被ったのがいいだとか、色々こだわりポイントがあるようです(笑)

          

暗がりで灯りを入れたところ。秋だけ正面から取り忘れてしまった~

不透明なガラスは特に、暗がりで灯りを入れるとまた全然違った雰囲気になります。完成作品に光を通す瞬間はいつも、今までの苦労が全て報われるような喜びがあります。これがあるからこそ、制作を続けられているのだと思います。依頼者さんにも気に入って頂けたようで嬉しいです