Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

5月のイベント

2024-06-28 11:37:22 | アクセサリー
なかなかBlogの更新ができず2ヶ月も間が開いてしまいましたが、5/4・5(土・日)、土澤アートクラフトフェア、無事に終了いたしました。



新作の六角形のお皿、クリアとパステルカラーは完売です。次回イベントまでにまた作ります。新色の六芒星、パステルカラーと紫系もお迎え頂きました。
皆様2日間ありがとうございました

5/9(木)、花巻シニア大学にてステンドグラス体験。今年も依頼を頂いて感謝です。何と、参加者の最高齢は92歳!これだけの大人数を一度にお引き受けするのは初めてでしたが、生徒さん達もお互いに教え合いながらうまく進行して下さって無事に体験を終えることができてほっとしました。

  

新緑の中、素敵な18個の星が並びました

チューリップの丸パネル

2024-03-31 16:56:34 | アクセサリー
「そして、そら、光が湧いているでしょう。おお、湧きあがる、湧きあがる、花の盃をあふれてひろがり湧きあがりひろがりひろがりもう青ぞらも光の波で一ぱいです。山脈の雪も光の中で機嫌よく空へ笑っています。湧きます、湧きます。ふう、チュウリップの光の酒。どうです。チュウリップの光の酒。ほめて下さい。」
                                                             (宮沢賢治「チュウリップの幻術」)

 

絵付けなしチューリップの丸パネル。チェーン付きです。販売用に色違いで2枚作ってみました。

ステンドグラス教室の課題用と思ったけど、極端に細いピースや細かいエグレもあるので、初心者用にはもう一回り大きくした方が良いかな…あるいは特に難しいのは1つ2つこちらでカットするとかね。

茨海小学校

2024-02-24 18:08:13 | アクセサリー
もう仕方ない、この辺でパンをたべてしまおうと立ちどまったとき、私はずうっと向うの方で、ベルの鳴る音を聞きました。(中略)それどころじゃない、こんどは私は、子供らのがやがや云う声を聞きました。それは少しの風のために、ふっとはっきりして来たり、又俄かに遠くなったりしました。けれどもいかにも無邪気な子供らしい声が、呼んだり答えたり、勝手にひとり叫んだり、わあと笑ったり、その間には太い底力のある大人の声もまじって聞えて来たのです。いかにも何か面白そうなのです。
                                                             (宮沢賢治「茨海小学校」)



「茨海小学校」、賢治童話の中ではあまり知られていない作品かもしれませんが、賢治さん自身を思わせるような農学校教師が、火山弾を探しに出かけて狐の小学校に迷い込んでしまうお話です。狐小学校ですから生徒も先生もみんな狐。左下でしょんぼりしているのは、悪さをして校長室へ連れていかれた狐の生徒です。今回は珍しくボーダーにも絵付けして(よく見ると野ばらの花や葉が浮かび上がってきます)、ヒゲや校長先生の眼鏡は銅線で後付けしました。1枚のパネルにこんな大人数と言うのは滅多にないなと思ったけど、よく考えたら馬小屋に人間3人ロバ牛羊、っていうのがあった(笑)

  

この作品を作るため、クリスマスが終わってから宮城蔵王キツネ村を訪れました。狐たちはみんな冬仕様のもふもふになっていてとても可愛かったのですが、うっかり撫でようものなら噛み付かれそうなので我慢我慢でした今や資料になりそうな写真はネットなどで簡単に見る事ができますが、今回実物を見に行ってみて色々な発見がありました。まず、狐はものすごい声で鳴きます(笑)あちこちで喧嘩も起きていました。エサやりも体験してみたのですが、人が食べようとしているエサを一瞬で横取りしたり…。狐小学校の喧騒感を肌で感じ取ることができたような気がしました。あと、エサを見せると狐たちはとびきり良い表情の写真を撮らせてくれます。ちゃんとお仕事してるんだね(笑)

龍のミニフレーム

2023-11-28 16:36:13 | アクセサリー
来年の干支・辰のイラスト入りミニフレームができましたイラストは絵本作家・希夙さんです。



白鳥の停車場さんには5つ納品しました。ツクツク!!!やCreemaでも購入できます。数が限られているのでどうかお早めに…。





このために10、11月はとにかく必死にミニフレーム作りました裏側に真鍮棒が付いていて、イーゼルやスタンドなしで自立できるようになっています。支え2本にしたら縦型もOKでした。

クリスチャンなので実は今まで、干支はほとんどスルーだったんですがこの度宮沢賢治の作品で「竜のはなし」というのがあると教えて頂き、興味が沸いてきました。只今自分も何か竜の作品を作ってみようと構想中です