ケンタウル祭2022お知らせ

今年も宮沢賢治童話村駐車場内にある「白鳥の停車場」さんで行われるケンタウル祭に参加いたします。

　

今年のテーマは「賢治ブルー」ということなので、チラシやSNS画像に使用している「十力の金剛石」関連の作品を中心に出品します（王子たちの帽子、蜂雀がちょうどブルーということで）また、今年も通販に参加します。只今福袋の中身作りを頑張っておりますどうぞよろしくお願いいたします

ケンタウル祭2022
8月1日（月）～9月30日（金）
於）白鳥の停車場
　　花巻市高松26-3　宮沢賢治童話村駐車場内
　　11:00～16:30　☎0198-31-2040　

また、童話村の森ライトアップも7月23日から開催されます。

童話村の森ライトアップ2022
7月23日（土）～10月30日（日）　毎週土日・祝日
※8月6日～14日（お盆期間）、9月16日～25日（宮沢賢治記念館「雨ニモマケズ手帳公開」期間）は毎日開催。
於）宮沢賢治童話村　
開催時間）日没～午後9時（最終入場午後8時30分）

どうか感染対策を十分になさってお越しください。

　

わたくしという現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
（あらゆる透明な幽霊の複合体）
風景やみんなといっしょに
せわしくせわしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
（ひかりはたもち、その電燈は失われ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（宮沢賢治『春と修羅』序）

今年のケンタウル祭のテーマ「賢治ブルー」に合わせて、青系端ガラスを集めたおやすみランプを作りました。壁に映し出された青緑の光が、心なしか羽を広げた蜂雀に見える…ような?

パパ様とM君のパネル

昨年8月に完成し、9月に発送したカトリックの方からの依頼品。家を新築されるということで、その家庭祭壇に合わせて作りました。3月に無事、取り付けが終わったとのご連絡を頂きましたのでご紹介いたします。画像は依頼者さんから頂いたものです。



2019年の11月にフランシスコ教皇様が来日された際、ご家族で上京し、息子さんを祝福して頂いたそうで、その思い出の場面をステンドグラスにしました。室内窓ということでしたので、光があまり当たらなくても見えるように人物とギリシャ語聖句のみ絵付けして、背景は不透明なガラスで仕上げました。周辺のボーダー部分は、色々なテクスチャーのクリアガラスを使いました。

ギリシャ語はルカによる福音書2章22-38節、「神殿で捧げられる」箇所です。連れ合いに直接ガラスへ書いてもらいました。四つ角の小さい図柄はコパー技法で作ったものを鉛桟で組み込みました。左上から時計回りに聖家族、ロザリオを持つ手、二羽の家鳩のヒナ、東京カテドラル、で背景の色は紫・白・赤・緑の典礼色です。パパ様が首から下げているクロスと、ロザリオのクロスはどちらもドン・ボスコの通販で購入したものを後付けしました。パパ様の方のは、実際に使ってらっしゃるものの公認レプリカだそうです。東京へ行った時には必ずといって良い程四谷へ寄るのですが、コロナ禍になってからはメダイとか御絵が欲しくても全然そういうお店に行けず…。

また、平常時なら旅行がてら自分でお届けに上がり、取り付け作業に立ち会ってモデルになった方にもご挨拶したいところだったのですが、このようなご時世なので美術品配送サービスというものを初めて利用しました。エアキャップと段ボールと木の板でぐるぐるに梱包して…無事に届いたとご連絡を頂いた時は、本当にホッとしました！

ご家族の大切な思い出を形にするお手伝いができて、私自身も深い喜びに包まれながら制作ができました。このような機会を頂けたことを心から感謝しております。

ペンギンのオーナメント

ご依頼頂いてたペンギン＆氷のオーナメント完成。ガラスは全てクリア系



デザインは依頼者さんがやってくれました。ステンドグラスの特徴をよくわかっていらっしゃって、直す箇所も全然ありませんでした。オーダーの際は簡単で良いのでイメージ画を描いて頂けると助かります

クリア系で幾何学、カッコいいですこういうのはなかなか自分の中からは出てこないなぁ…自分の思いもよらないものができる楽しみ、時には誰かとのコラボも良いですね

青系＆紫系モザイクフォトフレーム

思うように作れず、作りかけで数年放置してしまった作品を思い切って解体、ポストカードサイズのフォトフレームに仕立て直しました。

　　

やっぱり未完成品がいつまでも目の前にあると落ち着かないのですっきりステンドグラスにはこうやって古い作品を解体してリメイクしたり、一部分が壊れても部分的に修復が効くという良さがあると思います。ポストカードサイズの方は早速購入希望の方が現れ、旅立って行きました～。

勢いづいて、今度は紫系。もう少し青の割合を減らして紫多めでも良いかもしれませんね。ちょうど梅雨に入り、庭の紫陽花が咲き始めました。

　

ちなみにフォトフレームのポストカードサイズは、日本の一般的な葉書のサイズ100×148mmに合わせて作っています。なので、モノによっては入らない時が…そんな時は申し訳ありませんが、周辺を切って入れて下さるようお願いいたします

La Pentecôte 2022

今年のペンテコステは6月5日でした。教会ではこの日、コロナ禍になってからずっとお休みだった「賛美歌を歌う会」を再開することができました。ずっとずっと再開を待ちわびておられた方もいたので、本当に良かった今後は日曜日の礼拝後、集会のない時に不定期で開催していきたいと思っています。

ペンテコステ（聖霊降臨日）はキリスト教三大祝祭日の中でも最もマイナーな行事で、日本では一般にはほとんど知られていないのではないかと思いますが、少しでも聖霊のイメージが湧くように、私は赤いバラ（炎のイメージ）やハトのアイテムをいつもアンテナを張って探しています。今年はイメージにぴったりなバラの造花を見つけたので、リードオルガンもペンテコステ仕様に



聖霊降臨節の典礼色は聖霊を表す「赤」。今年は特に世界の平和も祈りつつ、フェルトの鳩マスコットを作って庭のつるバラと一緒に飾りました。現在うちの教会の教会学校は子どもが皆大きくなって部活などで忙しくなり、分級ができない状態が続いていますが、もし子どもが来てくれた時には一緒に作っても良いかも。

　

そして今年新たに追加したアイテムその③。赤系のキャンドルホルダー！

　　

赤系の中に白のガラスを3本入れて、三位一体を表しました。小さなこだわり（笑）次は紫系を考えています。