ああ、そしてそして十力の金剛石は露ばかりではありませんでした。碧いそら、かがやく太陽、丘をかけて行く風、花のそのかんばしいはなびらやしべ、草のしなやかなからだ、すべてこれをのせになう丘や野原、王子たちのびろうどの上着や涙にかがやく瞳、すべてすべて十力の金剛石でした。(中略)けれどもこの蒼鷹のように若い二人がつつましく草の上にひざまずき指を膝に組んでいたことはなぜでしょうか。(宮沢賢治『十力の金剛石』)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/1d/591fe9f5cb05787df0e485d14ab0adc3.jpg)
昨年末から作ってきた『十力の金剛石』シリーズ、最後の1枚完成! 絵付けは4月に終わっていたのですが、何やかやと忙しくイベント出店が終わってからやっとハンダしました
ウメバチソウの花とノイバラの実は後付けしてあります。こういう細かい作業には、先の細いはんだごてが大活躍![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
虹。
はちすずめ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1d/9c73cf60c167f57dd1c2e8dce7e5c5fd.jpg)
雨。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/75/7bc0085f2ba21b71a6ccd2aae7452821.jpg)
祈り。
昔、ステンドグラスをしていた方の遺品整理で頂いた行燈に「十力の金剛石」パネル4枚を実験的に嵌め込んでみました。電球の配線がされていなかったので以前電気工事のお仕事をされていた教会員の方に配線して頂きました。ありがとうございます![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
ステンドグラスのパネルというのは、随分気を付けていてもハンダによる膨らみなどで大抵、自分が思っていた寸法よりも大きくなってしまいます。大きすぎて嵌まらない!という事態を避けるため少し小さめに作ったので、隙間がカタカタ言わないように木枠の下部に糊でフェルトを貼ってあります(糊だと多分後で剝がしやすいから)。ここで、以前齧ったリードオルガンの修理技法が生きたなと思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c7/65113182cbf2531f034f39fe5bf92a15.jpg)
パネルは物語の順序に従って反時計回りに配置しています。特にお気に入りなのは、BlogやSNSのプロフィール画像にもしている、森の中ではちすずめに出会う場面。初めて行燈仕立てにしてみて、暗い森の中や夕暮れを思わせる祈りの場面は特に雰囲気が出るなと思いました。ただ、ステンドグラスは背後に光源があることが前提のアートなので、今度は日中電気を入れない時には絵柄が綺麗に見えなくなってしまうのが難点だなとも思いました。もし明るい場所で楽しみたいという方がいらっしゃったら、パネルは取り外しが利くようにしてありますのでご相談ください。近々色んな場所でお披露目したいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ac/571459f5b46441a3bd9641a210aad318.jpg)
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昨年末から作ってきた『十力の金剛石』シリーズ、最後の1枚完成! 絵付けは4月に終わっていたのですが、何やかやと忙しくイベント出店が終わってからやっとハンダしました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
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虹。
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はちすずめ。
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雨。
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祈り。
昔、ステンドグラスをしていた方の遺品整理で頂いた行燈に「十力の金剛石」パネル4枚を実験的に嵌め込んでみました。電球の配線がされていなかったので以前電気工事のお仕事をされていた教会員の方に配線して頂きました。ありがとうございます
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ステンドグラスのパネルというのは、随分気を付けていてもハンダによる膨らみなどで大抵、自分が思っていた寸法よりも大きくなってしまいます。大きすぎて嵌まらない!という事態を避けるため少し小さめに作ったので、隙間がカタカタ言わないように木枠の下部に糊でフェルトを貼ってあります(糊だと多分後で剝がしやすいから)。ここで、以前齧ったリードオルガンの修理技法が生きたなと思いました。
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パネルは物語の順序に従って反時計回りに配置しています。特にお気に入りなのは、BlogやSNSのプロフィール画像にもしている、森の中ではちすずめに出会う場面。初めて行燈仕立てにしてみて、暗い森の中や夕暮れを思わせる祈りの場面は特に雰囲気が出るなと思いました。ただ、ステンドグラスは背後に光源があることが前提のアートなので、今度は日中電気を入れない時には絵柄が綺麗に見えなくなってしまうのが難点だなとも思いました。もし明るい場所で楽しみたいという方がいらっしゃったら、パネルは取り外しが利くようにしてありますのでご相談ください。近々色んな場所でお披露目したいと思います。