Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

エマイユ焼き見本作り

2011-04-30 00:24:11 | 日記
手持ちのエマイユの焼き見本を新たに作り直しました。このようなサンプルは今までも2度ほど作っていますが、自分の炉ではどのように焼けるか、ということで・・・。



炉の使用説明書にガラス絵付けの温度として適温と書かれていた550度では焼きが甘くて擦ったら剥がれてしまったので(結構凹んだ)、今回は600度まで3時間で上げて、10分キープし、自然冷却させました。今度は擦っても取れず成功!



窓際に並べてうっとり&ニンマリ

映画鑑賞&OZONEクラフトマーケット2011

2011-04-30 00:09:43 | 映画
去る28日の木曜日は、朝から晩まで非常に濃い1日でした。

午前中バイト→終了後そのまま銀座で映画→一緒に留学していた方が参加してるイベントを見に新宿へ→夜・教会の祈祷会へ・・・。

映画は「神々と男たち」(DES HOMMES ET DES DIEUX)

フランスの教会で親しくしていたおじいちゃんが先日、この映画のDVDを送ってくれて、その時は「Dieu」(神)という単語が複数形で使われてることに「?」という印象しか持たなかったのですが(キリスト教では基本的に神様はお一人なので)、その後「信徒の友」4月号にこの映画の記事が出ていることを知りました。何でも昨年フランスで大ヒットし、カンヌでグランプリを取ったとか。大画面でかつ日本語字幕付で見られるのならそれに越したことはないということで、普段映画は滅多に見ないのですがいそいそと出かけていったわけなのです。

この作品はアルジェリアが内戦の只中にあった1996年3月、武装イスラム集団に修道院が襲われ、修道士7名が誘拐・殺害されるという衝撃的事件を映画化したものです。アルジェリア当局から帰国命令が出る中、彼らは強い葛藤を乗り越え、最後まで修道院に留まる道を選びます・・・。

テーマがあまりにも重いので、今尚様々な思いが胸中を去来し、中々感想を文章化することが難しいのですが、修道院長が最期に残した言葉が強く胸を打ちました。

「そして、私の最期の時の友人、その意味も知らず私を殺す人、にもこの感謝と別れを告げる。なぜなら、私はあなたの中にも神の顔を見るからだ。

私たち二人にとっての父である神が望まれるならば、私たちはゴルゴダの丘で最期にイエスと共に十字架にかけられながら、永遠の命を約束された盗賊たちのように、また天国で会おう。 アーメン、インシャラー」

さて、この映画の感想を、どうフランス語で伝えようか・・・。

映画の後は新宿へ。イベントの詳細は以下を・・・。

http://www.ozone-craft-m.com/

OZONEクラフトマーケット2011
【主催】
リビングデザインセンターOZONE

★「手づくりのモノ」を真ん中に、作り手と使い手である来館者とが
 出会える、暮らしをもっと豊かに楽しむ契機となるような
 ゴールデンウィークの全館イベントです。

◯会期
〈1期/4日間〉4月28日(木)- 5月1日(日)
〈2期/4日間〉5月2日(月) - 5月5日(木・祝)
〈3期/3日間〉5月6日(金) - 8日(日)

開館時間:10:30~19:00
所在地:東京都新宿区西新宿3-7-1
新宿パークタワー

JR新宿駅南口から徒歩約12分
西口エルタワー前より約10分間隔で無料送迎バス運行



まずバス乗り場を探すのに一苦労しましたが無事会場入り。ステンドのお店は7階にありました。やる気を出すにはやはり仲間に会うのが一番だとつくづく思います。私も頑張らなくては・・・

そして夜はMy churchへ。この日は実に動きっぱなしな1日でした

カトリック 鶴岡教会

2011-04-26 14:27:58 | 教会巡り
イースターの前日、カトリック鶴岡教会を訪れました。教会の閉まる時間が何時かわからなかったので、16時過ぎに教会へ電話してみたところ、神父様が出られて「あなた、超ラッキーですよ!今日は夜8時まで空いてますからいつでもいらしてください」とのこと。喜び勇んで出かけて行きました



教会は国重文、別冊太陽「日本の教会をたずねて」などの教会写真集でもよく取り上げられています。庄内藩家老末松十蔵屋敷跡に建っており、武家門をくぐって入るので何だか不思議な感じです。今まで何度も訪れていますが、初めて来たのは中学校の宿泊訓練の班別自主研修で。その頃から教会というところに入ってみたいなぁとは憧れていたものの、時間が10分しかなかったのでホントにササッとしか見れませんでした。記憶にあるのは、別の班の男子たちが告解室に入って遊んでいたこと今思えば何と恐れ多いことをしていたのでしょう・・・



教会のHPには、写真撮影OKとあるので、お言葉に甘えて今回初めて写真も撮らせていただきました。しかしこの日は小雨だったのでうまく撮れなかったのが残念ですが・・・。入り口にはステンドグラスが



聖堂はバジリカ型三廊敷きロマネスク様式で、東北地方ではこの様式最古のもの。何だかフランスを懐かしく思い出します。



中央祭壇。



ステンドグラス風に描いた絵を二枚のガラスで挟んだ「窓絵」。高価なステンドグラスの代わりに編み出されたもののようですが、現在ではこの教会でしか見ることができない、珍しいものです。



よく知らないとステンドグラスだと勘違いしてしまう位そっくりです。



南の方の窓はやはり傷みが激しいようです。





フランス・ノルマンディーのデリブラント修道院から贈られた「黒い聖母」。フランスでは割とあちこちで「黒い聖母」を見ましたが、日本ではこの教会にしかないのだそう。2008年に修復が行われたのですが、その時マリア様が修復から戻ってきて、テレビの取材が来ているところにたまたま居合わせたことがあります。



2階席にはパイプオルガンがあります。そこへ続く螺旋階段もかわいらしいです。運良く演奏もちょっとだけ聴くことができました。



中庭に立っている、ルルドのマリア様。心なしか寒そうです。

聖堂では翌日のイースターに向けて、何人かの信者の方が忙しく働いていました。とにかく、山形へ来たら是非とも訪れてみてください









復興支援バザー

2011-04-26 02:05:46 | 日記


実家である(社)子どもの読書サポート アシード 店内でやっている復興支援バザーの様子です。やっぱり大きい窓の傍に置くと作品も映えますね

今のところステンド部門の売り上げは3800円也。そのうちお店で売れたのは1つだけあとは東京の知り合いが買ってくれました。うちのお店のお客さんは来店すると真っ先に本に飛びつく人ばかりなので、なかなかステンドに興味を持ってくれる人が少ない模様です、悲しい哉しかし買って下さる方がいらっしゃることにまず感謝です

本は最近ぼちぼちと売れ始めたのですが、食器類や父の趣味でもある刻字も苦戦中。しかも食器の類は「うちも売りたい位よ!」というお客さんもいたりして・・・とまぁ、こんな感じでやっております。お気持ちのある方はどうか引き続きよろしくお願い致しますm(_ _)m

義援金箱製作中・・・。

2011-04-26 01:58:50 | コパー作品
皆様イースターおめでとうございますイースターの前々日に完成し、教会デビューを果たした献金箱ですが、当日はカメラを家に置いてきてしまい撮影ができなかったので、完成作品は次週アップすることにします。すみません

製作途中の写真をいくつか・・・・・・。



ガラスカットが終了したところ。やっぱりどうしても難しすぎるカットが多々あり、ついにガラスが足りなくなり3ピースに分割してしまったのが1箇所・・・自分の腕が悪いのもありますが、最近またカッターの切れ味が落ちてきたように思います。そろそろ刃の替え時かな。。。

蝶の部分はスペクトラムの不透明なガラスにエマイユで絵付けしました。最初は透明ガラスを使おうと思ったけどなかなか新しい炉での絵付けがうまくいかず・・・エマイユはハンダ付けや仕上げに使う薬剤で色落ちしてしまう可能性があるため、エマイユ部分はマスキングテープで保護して作業を続けました。

あと、自宅で絵付けを始めて気付いたんだけど、うちの作業台はやたら揺れる何とか足をしっかり固定する方法を考えなくては



コパテープ巻き終了。21~23日は用事があって帰省しており、実家に道具類を持っていってハンダ付けしてたのですが、そこで何とハンダが足りなくなるというハプニングが!!ひぃ~

ホームセンターで売ってるハンダも多分成分は同じでしょうが、ステンド用のに比べて極細な上に割高な気が・・・と思っていたら父が「そういやうちにもハンダあるぞ」と。



で、出してきてもらった古~いハンダがコレ。黒ずんでるしカビ臭いし、ホントに使えるのコレ!?

・・・と思ったけど、やってみたら多少時間はかかるもののちゃんと溶けて普通に使えました

ちなみにハンダごてもどこかにあるとのこと。そういえばちょっと前に、物置の工具箱からガラスカッターも発見したことがあります。何故かおじいちゃんが使っていたらしい。カッターは使えるかどうか怪しいけど、うちもまだまだ探せばステンドに使える色んなものが出てくるかもしれません。。。