Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

Marble Market vol.8 終了

2016-06-28 07:59:47 | 日記
「お知らせ」の後に「終了」が来るのがすっかり定番化してしまいましたが(笑)…Marble Market vol.8が終了いたしました。ガラスと共に、教会員の方々の手作り作品が一緒に並ぶのも定番化しましたね



今回は布、ガラスともヘアピン系を充実させてみました。お花の方は最初、ブローチしかなかったのですが、お子さん用に裏の安全ピンを取ってパッチンピンに付け替えたという話も聞いたので、それなら最初から…ということで作ってみました。





雨が心配されましたが曇りで済みましたがしかし!昨年のこの時期と同じく強風で、ちゃんと風対策してたもののテントの昨年壊れた部分がまたしても怪しくなり、商品や紙類が飛びまくり(紙は回収しきれず宣伝になったか)、オーナメントが3つ割れました幸いあまり風の来ない場所に移動して、お店を続行することができましたが…

ところでこんなイベントの際には子連れ客も多く、思わずガラス作品を手に取る子もよくいます。まぁ、私はそういうのはあまり止めません。よっぽど危なっかしい時は別ですが、きれいだと思ってくれた気持ちは嬉しいから。今回もそういうお子さんが一人いて、しばらく商品を色々ひっくり返しては「これは何?」みたいな感じだったのですが、最後の方で「ガラスって何でできてるの?」「う。。。」(即答できず)

…ということがありましたので、帰宅後調べてみましたら、以下のサイトが非常に親切・簡潔で、根っからの文系人間な私にもよくわかりました

http://www.agc.com/kingdom/glass_park/top.html

ここから一部引用しますが…「板ガラスの主な原料は、珪砂(けいしゃ)、ソーダ灰、石灰石など。さらに、研磨や切断といった製造工程でできる、ガラス屑(カレット)も、再処理・再利用されている。またガラスを着色する場合は、酸化ニッケルや酸化コバルトが加えられる。こうした原料を一定の割合で調合し、1600℃以上の溶解窯に入れて熱すると、澄みきった均質のガラス素地ができあがる。さらに製造する板ガラスの種類に適した方法で成型し、洗浄、乾燥、切断を行い、板ガラスが完成する。」だそうです。

さらに、いくつかある製造方法についても詳しく載っていました。昔フランスのサンゴバン工場を見学した時の記憶と、新たに得た知識がだんだん繋がってきました。私の普段やることは、既に出来上がっている板ガラスをさらに加工することなので、正直製造過程のことはよく知らないままだったのです。これはアタマに入れておかなくては

しかし思えば日常の中で、原理や製造過程や仕組みがわからなくてもそのモノが使えてしまうことってよくあるような気がします。例えば車や家電、楽器などが何をどのように組み立てて作られ、どんな仕組みで動くのか、ちゃんと把握できている人がどれほどいるのだろうと思います。ありがとう、一つ賢くなったよ

ちなみにこちらは同時進行で、文化会館にて催された美協展の様子。過去の作品ですが、絵付けのパネルを見るのは初めてという方も多く、関心を持ってもらえて良かったです。






Marble Market vol.8 出店お知らせ

2016-06-22 10:44:50 | お知らせ
こちらも直前のお知らせになりすみませんMarble Market vol.8に出店いたします。現在準備頑張り中今回は宵宮や花巻まつりなどのお祭りを見据えて、ガラスと布のヘアピン充実予定ステンドグラスの新作も出せるかと思います

 

Marble Market vol.8

日時)2016年6月25日(土) 10:00~16:00

場所)なはん通り周辺(花巻駅からすぐです駐車スペースの関係もありますので、遠方の方は電車をお薦めします。)

雨天決行(台風や豪雨でない限り)だそうですので晴れることを願ってます皆様のお越しをお待ちしております

オーランド銃乱射事件追悼祈祷会

2016-06-22 09:35:15 | 教会関係
6月12日にアメリカ、フロリダ州オーランドで起きた銃乱射事件の犠牲者を追悼する祈祷会が、19日に土沢教会で行われました。祈祷会の中では、犠牲になった方全員のお名前と簡単なプロフィールが読み上げられ、祈りが捧げられました。一人一人それぞれに、かけがえのない人生と愛する家族や友人の存在があったことを想います。





この事件には私も大きな衝撃を受けました。この祈祷会の中で、私のキャンドルホルダーを使って頂きたいとお願いし、ご快諾頂きました。大きな作品を作った後に出た端ガラスを組み合わせたキャンドルホルダーやフォトフレームはもう大分前から作り続けていますが、私はこれこそは多様性の象徴であると思っています。端ガラス作品に使うガラスの色やメーカーは多種多様にわたります。高いものも安いものもあり、工業用のクリアガラスもあります。フリーハンドで切っているので長さも細さも違います。しかし、それらを繋ぎ合わせた作品の中では皆平等です。優劣はありません。

また、他の人が捨ててしまったガラスを失敬することもあります(最近は地方在住なのでその機会が滅多になくなってしまいましたが…)。爪の先ほどになったガラスさえも欲しいという私を笑う人もいますけど、そうすると普段自分が使わないようなガラスを入手できるので、ますます多様性の幅が広がるのです。

祈祷会を通して、事件の背後には「自分ももしかしたら銃撃されていたかもしれない」と恐怖感を覚えた方が沢山おられたことも知りました。まず何よりも、全ての人が自分や他者を大切にしながら与えられた生命を全うすることができる世界を、人種や国籍や宗教、思想信条、性の傾向など、自分が自分でいることで命が脅かされることのない世界を願い、これからも小さなガラスを活かした作品を作り続けたいと思います。