Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

福岡旅行

2017-12-16 10:44:03 | 旅行
12/13~15と、大変お世話になった方のお見舞いのため、福岡へ行って来ました。花巻からはかなり遠いですが、幸い、宿とセットの安い航空券が見つかりました

福岡は十数年前に太宰府天満宮へ行って以来で、初めて街中を歩きましたがものすごい大都会で驚きましたせっかくなので久々の休日も兼ねて、色々見てきました。

初日。連れ合いの同級生が牧会する教会を訪ね、夜は博多駅前&天神のクリスマスマーケット。教会(と隣接した家)で暮らすようになってからというもの、クリスマス前にゆっくり出かけることが難しくなり、こういうのはホントに久々。ヨーロッパを懐かしく思い出します





屋台の屋根に巨大クリブが…。



インスタ映えしそーな写真(笑)



ちなみに、天神駅の地下にはこんな絵付けのステンドが多数入っていました。





2日目朝。偶然にも宿から近かった、カトリック大名町教会(カテドラル)。





カテドラルというだけあって、こちらも大きな教会でびっくりしました。残念ながら聖堂内は撮影禁止だったのですが、2階に大きなパイプオルガンがあり、聖母マリアの生涯と十字架の道行きを描いた絵付けのステンドグラスがズラリ1階にはカトリックの書店も入っていました。

そしてこれまた運良く予定が合い、かねてから案内を頂いていた西南学院大学博物館の企画展「キリスト教の祈りと芸術 装飾写本から聖画像まで」を見に行きました。



庭には聖書に登場する植物の数々。いいなぁうちでもこういうふうにできるかなぁ?ただ、東北の厳しい寒さと雪では難しいものもあるかも…



展示も場所によっては撮影OKでした。↓「貧者の聖書」。右、天地創造の場面のようですが、アダムから小っちゃいエバが引っ張り出されてる(笑)



↓トリノ=ミラノ時禱書。洗礼者ヨハネの誕生の場面ですが、左下に猫!!



常設もなかなか見ごたえがありました。連れそしてこの後お見舞いへ…。

3日目。2度目の大宰府天満宮。黒田官兵衛ゆかりの「如水の井戸」。彼は晩年を福岡で過ごしましたが、福岡城内の居館が完成するまでの間、太宰府天満宮に仮住まいしていた際に、茶の湯で使った井戸だそうです。感謝のうちに旅を終えました。






'17 クリスマス諸集会のお知らせ

2017-12-03 15:02:37 | お知らせ
花巻教会では今年も24日に、キャンドルサービスを行います。クリスマスを教会でお祝いしてみませんか?教会の礼拝には信者でなくとも、どなたでもご参加いただけます。 色々な会がありますので、ご都合の良い日時にお出かけください。皆様のお越しを心よりお待ちしています



クリスマス音楽礼拝 12月23日(土) 16:00~

教会のリードオルガンでクリスマスの曲を演奏します。24日に来られない方はこちらへどうぞ

クリスマス・イブ礼拝  12月24日(日) 17:00~

キャンドルの灯りのもと、賛美歌を歌い、クリスマスのメッセージを聞きます

クリスマス礼拝 12月24日(日) 10:15~

歳末礼拝 12月31日(日) 10:15~

今年は何と大晦日が日曜日、Wow

元旦礼拝 2018年1月1日(月) 11:00~

1月6日の公現日までは一応クリスマス期間となっており、飾りつけもそのままです。年末年始も教会へどうぞ


アドヴェント突入

2017-12-03 14:35:51 | 教会関係
ハロウィンが終わると教会よりも先に早々と街中がクリスマス仕様になるのに焦りも感じつつ、展覧会の作品もどうにか仕上げて搬入ようやくクリスマスのことを考えられるようになってきました。

今年のアドヴェント(待降節)は本日、12月3日スタートです。12月1日に有志で毎年恒例のリース作りを行いました



今年はツリーの飾りを少し買い足しました。赤やピンク系の色が加わって去年よりも大分華やかになりました。あまり高い梯子がないので手の届く範囲ですが…夜間は電飾も点きます



掲示板もクリスマス仕様に



そして今年急な思いつきで作った、フレッシュハーブのリース。材料はアップルミント、セージ、レモンバーム、タイム、ラベンダー、ユーカリ、ヒソップ。寒さの中でもどうにか枯れずに頑張っていた者たちです。それらを5本ずつくらい束にして、ワイヤーで土台に巻きつけていきました。かな~り!適当(笑)仕上げにこれまた庭に残っていたローズヒップを挿しました。このままドライにして、しばらく楽しみますちなみにこの翌日雪が降ったので、この時やっておいて良かった!



礼拝堂正面にはアドヴェントクランツ。今日、最初の蝋燭が灯りましたインフルエンザも流行り始めているようですがどうか皆様、ご健康が守られ、良きクリスマスを迎えられますように…


マグダラのマリア、完成

2017-12-03 13:18:44 | パネル
久々に中世モノの模写に取り組んだ、マグダラのマリア、やっと完成しました~



絵付けさえ終わってしまえばゴールは目前…と思いきや、意外にもここからが大変だった。というのは、今回古典の模写を久々にやってみて改めて気づいたのだけど(おい)、古典は組み立ても難しい。現代の作家さんがあまりやらないような複雑な鉛桟の渡し方を平気でバンバンやっている。最初はホントに仕上がるんだろうかと泣きそうになった

一番目のヤマは、足の部分の曲線。組み立て初日はここから先へ進めませんでした。こういう時はちょっと時間を置いて、疲れが癒されて集中力も戻ってから再トライするのが一番。

二番目のヤマは手の部分。ガラスは型紙よりも大きく切ってはいないはずなので、サイズが合わなくなるとすれば鉛桟がうまくガラスに沿っていなかったり、差し込みに問題があったのだと思います。ここも何度もやり直しました。



そうそう、頭部や後光の部分も難しかった。結局組み立て終了までに3日かかりました

組み立てながら、ステンド1年目にお世話になった、今は亡き恩師の言葉を幾度も思い出していました。その時もまさに、今回と同じような中世の模写をしていたのですが、3分の2ほど組み上がったところで叩きすぎで釘が外れ、ピースがバラバラに…激凹みしていたら先生が「やり直しは1回目より早い」と。それは同時に、途中で組み立てがうまくいかなくなったら勇気を持って引き返せ、ということでもあるように思います。組み立てに入ると、完成間近であるために早く先へ進みたいという焦りが余計に強まります。そこでやり直しをする時間を惜しんで、問題のあるままサイズを合わせようと叩き続ければ、ガラスを割ってしまうなど取り返しのつかないことになることもあるでしょう。その言葉があったからこそ、今回もどうにか完成に漕ぎ着けることができました。

そして完成までの日々を振り返ったとき、今回も要所要所で本当によく祈ったなぁ…と思います(笑)小心者なのでガラス割れませんように、焼成失敗しませんように、サイズがぴったりに仕上がりますように…などなど。思えば今まで、途中でどんなヘマをしても、最終的に作品が仕上げられなかったことはなかった。先生、神様、ありがとう…

そして11月28日から、自由学園での展示が始まりました。



立体作品もあります。



販売作品はこちら。岩手の白鳥の停車場さんに卸しているオーナメントと八角形のトレイです。



初日のみ搬入から夕方まで会場にいましたが、懐かしい方々に多数お会いすることができましたご来場頂いた皆様、小物をご購入いただいた皆様、そして当番や後片付けの労を引き受けてくださった仲間の方々に感謝いたしますm(_ _)m