8/22~25と、東京・目白の日本聖書神学校で行われた、キリスト教音楽講習会に参加して参りました。前回は2014年、それからしばらく東京の方の講習会には出ていませんでしたが、今回どうしても興味のあるゼミがあったので、日程的にも経済的にも厳しくはありましたが思い切って参加を決めました。
ちなみに、前回の記事はこちら
朝から晩までみっちりお勉強のスケジュールでしたので、あまり出歩く時間はありませんでしたが、初日のお昼にイグナチオ教会のミサに潜り込むことができました
ステンドグラスの道へ足を踏み入れた頃の思いに立ち返らせてくれる、大切な場所です。
会場となった、日本聖書神学校のメーヤー・ライニンガー記念礼拝堂。前回は写真ナシでしたね
正面と両脇に、立派なダル・ド・ヴェールが入っています。ダル・ド・ヴェールというのは、ステンドグラスとはまた異なり、厚さ3センチほどもある分厚いガラスを必要な形にカットして並べ、樹脂やセメントなどで隙間を固めたものです。輝きを増すために、わざとガラスを所々ハマグリのような形に欠けさせています。
正面に向かって左側が旧約聖書、右側が新約聖書をテーマにしています。
↑旧約聖書を描いたダル。右から順に、「燃える柴」「分かれた海」「十戒の石版」(映画「十戒」でもお馴染みのモノモノですね)、そして「魚とヨナ」。
↑上の画像の続き。左端が「砂漠と星空」、その隣が「バベルの塔」。
↑ここからは新約聖書の物語。左から「船と綱を捨てて」「勝利の子羊」「山上の説教」「地の果てまで」。
↑新約の続き。右端は黙示録に記されている「七つの教会」、その隣は「鳩と炎」(聖霊降臨)。
お庭や施設も洗練されていてお洒落
なので、講習会中、一緒にいたご婦人の方々が「もう一度ここで結婚式がしたい!
」と…(笑)
私はステンドグラスの傍ら、月に1,2度教会の礼拝でオルガンを弾いています。音楽講習会の時にはいつもオルガンのクラスに参加するのですが、今回は初めて、「会衆賛美指導」というクラスに参加しました。拍子記号のない曲や現代曲など、日頃なかなか歌い慣れない曲を、会衆がどう歌えるように持って行くか、ということを教えていただきました。日頃礼拝の奏楽をしている時、つい楽譜に書いてある音を正確にさらうことに一生懸命になって、どうしても歌い手の存在は二の次になってしまっていたなと思います。奏楽をする上でも大変参考になりました。
また、最終日には思いがけずリードオルガン見学会に合流させて頂き、初めて!以前から弾いてみたいと思っていた、「ハルモニウム」という楽器に触れることができました。送風の仕方にリードオルガンとはまた違うコツのいる楽器です。
講習会終了後は目白の聖公会で恩師が修復したステンドグラスを見て、新たな仕事に向かうエネルギーをチャージして来ました。
ちなみに、前回目白聖公会を訪れた時の記事はこちら
ステンドグラスと音楽と、どちらも大きな収穫のある3泊4日でした。9月からまた通常モードで新たな仕事を頑張ります