Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

とんぼ玉体験

2017-03-21 17:29:34 | 日記
先日お知らせしました、第8回 焼絵付けガラス美術研究所生徒作品展が終了いたしました。会場に行けなかったにも関わらず、何人かの方から見に行ったというご連絡をいただきました。どうもありがとうございましたm(_ _)m

イースターや教会総会等を控え、慌ただしい日々ですが、早いものでこの4月から花巻生活5年目に突入します思えば独り暮らししてた時は1~2年に1度ペースで引っ越していたので、同じ場所にこんなに長く定住するのは久しぶりのことです。

その前祝と休養を兼て、一関の祭畤(まつるべ)温泉と厳美渓へ小旅行。2日目は生憎雨でしたが、厳美渓にあるサハラガラスパークでとんぼ玉体験してきました以前からずっと行きたいと願っていたのがやっと実現

 

サハラガラスパーク。日本、世界各国のガラス製品約10万点!が展示、販売されています。ステンドグラスにガラス細工に吹きガラスに切子…ありとあらゆるものがありました。



生まれて初めての!とんぼ玉体験開始。最初にとんぼ玉の見本の中から、自分の作りたい柄を選びます。また、地の部分と、模様になる部分のガラス棒2色を選びます。



私は地が濃いめの透明なピンク、模様は不透明なピンクにしました。あと、花模様のガラスも。



↑ガラス棒を炎の中でくるくる回し、溶かします。そして溶けたガラスを別の棒に巻きつけていきます。最後にこちらを引っこ抜くと、真ん中に穴が開くわけです。本当は1人で両手を使ってやる作業なのですが手伝って頂いてます。好みの大きさになるまで巻いていきます。



↑別の色のガラスで水玉模様をつけています。



今度はピンク。ピンクのガラスは最初折れやすいらしく、火にかけたらパキッと折れたのでびっくりしたこちらはマーブル模様を入れました。



最後に花模様のガラスを2つくっつけました。大分とんぼ玉らしくなってきました。

冷却に1時間ほどかかるそうなので、その間ちょっと外へ出てみたのですが…雨で寒いのですぐに歩く気をなくし(笑)ほぼガラスの売店を見て過ごしました。

  

雨だけど厳美渓。絶景!



↑厳美渓名物、空飛ぶ団子。籠にお金を入れて木板を叩くと、対岸の団子屋さんから団子入りの籠がロープウェイで飛んでくるそうです。雨で足元が悪いのでその東屋まで降りるのは諦めたけど、ものすごい速さで籠がこちらへ飛んでくるのはしっかり目撃しました



完成したとんぼ玉。こんなに神経を使う作業を経て作られていることを、自分で手を動かしてみて初めて知りました。いい勉強になりました


第8回 焼絵付けガラス美術研究所生徒作品展

2017-03-09 17:52:17 | お知らせ
3月に入り、少しは寒さが和らいできたと喜んでいたら、再び大雪同時に花粉も飛び始め、目と頭皮のかゆみ、鼻水…岩手の春はもう少し先のようです

こちらの展覧会に、久々に参加させて頂きます。昨年完成したカタリナのパネルを出します。遠方のため制作者は上京せず(汗)作品だけですが東京及びその近郊在住の方、ご用事のある方、是非ともお立ち寄り頂けましたら幸いです



第8回 焼絵付けガラス美術研究所生徒作品展

2017 3/15(水)~3/19(日) 10:00~18:00(17・18日は19:00まで、最終日16:00まで)

於)深川東京モダン館 2F(東京都江東区門前仲町1-19-5 東京メトロ東西線、都営地下鉄大江戸線「門前仲町」駅6番または3番出口から徒歩3分)

'17世界祈祷日

2017-03-07 10:50:43 | 教会関係
毎年3月の第一金曜日に行われている世界祈祷日。今年はフィリピンがテーマでした。

式文に「(フィリピンの)衣装、シンボル、踊りなどは各会場で可能な範囲で取り入れてください」とあったので、まずは県内で一番大きいと思われるアジアン雑貨(実際はハワイや南米も)のお店に行ってみました。しかし衣料品はインドが圧倒的に多く、次いでタイ。南米だけどメキシコ。あとはたまーにネパールやインドネシア…。

そこでは30分しか時間がなかったので必死に探しましたが雑貨などもMade in フィリピンは見つけられず…。ネットで調べたら定番お土産はドライマンゴーとかバナナチップス。民族衣装については、結婚式などの正装というのはあるけど、あとは多民族なので多様すぎて一概に「これ!」とは言いづらいような感じ…?

しかし、本番前日に花巻市内のオーガニック&フェアトレードのお店「おいものせなか」さんに行き、思い切って「フィリピンのものはないですか?」と尋ねてみたところ、店主さんがお店ではほとんど置いてないけど個人的に色々持ってるから…とフィリピンの品々を貸して下さいました。震災後にフィリピンへ行かれたそうで、現地の方々が自分たちも貧しく大変な中でも日本のことを心配して一生懸命募金してくださったと仰ってました。雑貨の作り手はハンセン病患者の支援団体や、ごみ捨て場で暮らす女性たち、女性受刑者など色々だそうです。ああ、やっぱり勇気を出して聞いてみるもんだなぁ…

世界祈祷日当日。お花もレントの時期にふさわしく、紫が中心です。



お借りしてきたフィリピンの雑貨を正面に並べて、礼拝を守りました。やっぱり実物が目の前にあると良かったようで、参加者から「売ってほしい」との声が多々ありました(残念ながらお返ししないといけないのでご要望には応えられませんでしたが…^^;)。

今年は奏楽担当でしたので、リードオルガン、ベビーオルガン、ピアノと楽器3台フル使用+ギター&パーカッションで賛美しました。



このベビーオルガンは昨年個人的に欲しくて購入したものです。YAMAHA昭和12年製、49鍵でストップはなしです。教会のオルガンが昭和46年なのでそれよりさらに古いものになります。



ちなみに最近お掃除のためオルガンの背中を開けたところ、こんな古~い保証書が貼ってありました!小さな楽器ですが、音量は抜群!うちの車にもどうにか入ります。世界祈祷日では高浪先生の「賜物と歌を」と、「美しい大地は」をこれで弾きました。これらの曲にはベビーの素朴な音色がよく似合う気がします



愛餐会では、おいものせなかさんで購入したフェアトレードのマンゴー(酸化防止剤、漂白剤不使用)と、市内某所で買ってきたバナナチップスを出しました。ホントにちょこっとだけですが、フィリピンの雰囲気を醸し出せた…でしょうか?世界祈祷日は毎年色々と勉強になって良いです



レント(受難節)開始

2017-03-07 09:52:19 | 教会関係
教会では3月1日より受難節(レント)と呼ばれる時期に入りました。イースター(復活祭)の前にイエス・キリストが十字架にかけられ、苦しみを受けられたことを覚える時期です。典礼色は、悔い改めを表す紫が用いられます。

クリスマスは毎年同じ日に固定されていますが、イースターとペンテコステは移動祭日で、毎年変わります。受難節は四旬節とも言われ、復活祭前の6回の日曜日(主日)を除いた40日間をいいます。40日という日数は、イエス・キリストが荒野で40日間の断食をされたことに由来しています。

受難節の始まる水曜日を「灰の水曜日」と言い、今年は3月1日でした。この日花巻教会では、牧師が非常勤をしている高校の卒業式に出席するため、祈祷会はお休みでした。でも講壇のクロスはいつの間にかどなたかが紫にして下さっていました。

教会員さん達の話を聞いていると、典礼色や牧師のストールなどを取り入れるようになったのは割と最近のことのようです。プロテスタントが切り捨てすぎてしまったものを、再び取り戻してきているような印象を受けます。最近では、受難日に向かってアドヴェントとは逆に1本ずつ蝋燭を消していく「消火礼拝」を行う教会もあるようです。

教会の物置にいばらの冠があったのですが、私が来てから使ってるのを見たことがないので今年は十字架に掛けてみようと思い立ちました。が…花巻教会の十字架は想像以上に高い場所にかかっており、脚立の一番上まで登っても届かない!!しかも十字架の下は洗礼漕で空洞だし(蓋はしてあるけど)、恐怖でクラクラしてきてもう諦めようと思ったのですが

しかしお花を活けに来ていた教会員さんは物事を簡単に諦めない人だった(笑)モップの先にさらに二又になってる枝(活花の花材)を取り付け、これでどうでしょうか、と。その後も度々脚立の上で挫けそうになる私を励まし続けてくださり、ついに成功!

ちなみに、この冠の素材は多分からたちだと思います。こんなのが頭に刺さったらと思うとゾッとします…。



花巻教会の礼拝堂の十字架は、十字架の裏側と両側に蛍光灯が入っています。3月5日の日曜の礼拝中。賛美歌の「栄えの主イェスの」を歌っている時に、何となく十字架を見上げたら…茨の冠のかかった十字架が、光を放っている。まさに、この歌にぴったりだと感動を覚えました。以下、歌詞を引用します。

讃美歌21-297「栄えの主イェスの」

1 栄えの主イェスの 十字架をあおげば、
  世の富、ほまれは 塵にぞひとしき。

2 十字架のほかには 誇るものはあらず
  この世のものみな 消えなば消え去れ。

3 見よ、主のみかしら、み手とみ足より、
  恵みと悲しみこも ごもながるる。

4 恵みと悲しみ ひとつにとけあい、
  いばらはまばゆき 冠とかがやく。

5 ああ、主の恵みに 応うる道なし、
  わが身のすべてを、主の前に献ぐ。


東京に住んでいた頃は、この時期、四谷のイグナチオ教会で行われていたオルガンと祈りの集いに足を運んでいました。昨日図書館で「やすらぎへの旅-十字架の道行への黙想-」という本を見つけました。故ジョセフ・バーナーディン枢機卿は、アメリカの聖職者のトップにありながら少年への性的虐待の濡れ衣を着せられ、疑いが晴れた時には膵臓がんに侵されていました。その苦しみの中で彼が祈り、黙想した末の説教を元に、主イエスの苦難と死、復活を辿る内容になっています。本の中で使用されている「十字架の道行」のレリーフはどこかで見たことがあるような気がしたのですが、舟越保武の作で、東京のカトリック初台教会の聖堂に設置されているものだそうです(初台教会は確か聖歌隊仲間の演奏会で訪れました)。今年はこれを読みながら、レントの時期を過ごそうと思っています。


透明な意志 vol.4 終了

2017-03-07 09:25:34 | 日記
「透明な意志 vol.4」終了しました。

ステンドグラスは新作と、'12年に作った2点。初日にもう1作品追加。窓の傍の棚に置いてあった本をどけて頂いて展示しました。この場所に作品を飾るのは初めてのことだそうです。



撮影したのが夜だったので店内からはよく見えませんが外から見ると結構いい感じでした



同じ棚の下の方に販売作品も展示させて頂きました。展覧会終了後の現在も引き続き置いていただいてます



連れ合いも久しぶりに絵を描きました



友人の皆様の作品↓

 

 

 

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。またどうぞ、よろしくお願いしますm(_ _)m