アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アメリカリョウブ - 夏の蜜源

2020-08-03 22:04:50 | みんなの花図鑑
きょうは「はちみつの日」だそうです。 サルスベリとともに 重要な夏の蜜源のひとつについて書いてみました (^^)/


里山で見るリョウブの花は白いのですが、 このリョウブは 品種名「ピンクスパイヤー」と言って、ピンクの花が咲いています。




日本の山野に自生するリョウブは樹高が5mほどになりますが、 アメリカリョウブは 北アメリカ東部原産のリョウブ科リョウブ属の落葉低木で、 リョウブよりずっと小型でコンパクトです。 西尾市憩の農園の温室に鉢植えで置かれてました。




花は夏の重要な蜜源のようで、原産地では開花時期にはミツバチやクマバチ(クマンバチ)などが引っ切りなしに訪れるそうです。




おしべは(数えてみると)10本ありました。 萼片や花弁が5枚ですから、5数性と言って5の倍数の10なのでしょう(^O^)
めしべの子房の根元から 蜜が出ているようです。




ふつう花弁やおしべは 受粉すれば さっさと落ちるのですが、 いつかも観察したように リョウブやアメリカリョウブの花弁は 名残惜しそうに 枯れても子房の周囲に残っていることが多いです。




ゲンペイカズラ - クサギの仲間

2020-08-03 18:46:51 | みんなの花図鑑

ゲンペイカズラは 別名「ゲンペイクサギ」の名の通り、 クサギの仲間(クサギ属)。
ホオズキ状の白い萼片が開いて ストロー型の細くて長い花筒の先が5つに裂け、そこからまた 長い雄しべと雌しべが伸びます。 ゲンペイ(源平)の名は 源平合戦の時の旗の色に由来し、萼片を源氏の白旗に、 花弁を平氏の赤旗に見立てたものです。




おしべとめしべは 同時には伸びず、 今は めしべだけがまっすぐ伸び、おしべは くるっと丸まっています。




花序の上のほうに、赤紫色の萼片があります。




下から覗いてみると、 こんな大きな黒くなった果実が!




果実の中には 早くも 割れているものがありました!




果肉は 朱肉のようです (^^♪



ウンナンチユウキンレン - バナナ?!

2020-08-03 15:14:45 | みんなの花図鑑

なんだか日本ではないような、 面白い植物。 出会ったのは 於大公園(東浦町)。
↑この写真は 7月31日ですが、 初めて会ったのは、5月でした。 同じ個体ですから、もう3か月咲いていることになります。




↑これが 5月に見たときの画像。 名札に 「ウンナンチユウキンレン」と書いてあります。




それですぐ検索できたのですが、 「ウンナン・チ・ユウ・キン・レン」(雲南地湧金蓮) とは「地面から湧いてきた金色のハス」という意味だそうです。
バナナと同じ バショウ科の植物でした。 どうりで 葉が似ているわけです \(^o^)/




黄色い部分の花の大きさは約30cmあります。しかし、黄色い部分のほとんどは、実は苞(ほう)と呼ばれる花弁状の葉で、本当の花はその間に小さく可愛く咲いています!




本当の花を 激写してみました。 (激写なんて昭和のいぶき (´・ω・))




1990年に大阪花博が開催が開催され、この花博の目玉植物として地湧金蓮が展示された事で世に広まり、栽培が普及したそうです。
(以上、たくさんのblogから 説明をお借りしました)