アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハマゴウ - 布土海岸にて

2020-08-06 18:17:13 | みんなの花図鑑

暑い中、ハマゴウの花を見に 布土海岸(愛知県美浜町)まで行ってきました。砂浜に降りると 海からの風がそよいで意外に涼しかったです。




ハマゴウはシソ科ハマゴウ亜科の植物。 海岸の砂浜に群落を作っています。




「茎は砂の上をはい、枝は立ち上がって高さ30〜70cmになる。」(松江の花図鑑「ハマゴウ」)



枝先きに長さ4〜6cmの円錐花序を直立し、淡青紫色の花を多数つける。(同上)




花冠は長さ1.2〜1.6cmの漏斗状、上部はで5裂する。裂片は下側の1個が大きい。(同上)




雄しべは4個、雌しべ1個。(同上)
発見その1 とてもいい匂いが今日は分かりました\(^^)/



発見その2 下唇弁には腺毛がびっしり生えてました (^^)/



ノアズキ - 旗弁・翼弁・舟弁

2020-08-06 12:08:47 | みんなの花図鑑

ノアズキはマメ科で、 その花は 名前のようにアズキの花に似ています。
(とはいっても、アズキの花もあまり見ないでしょう、 これが アズキの花 です (^_-)-☆)
そっくりなマメに ヤブツルアズキがあります。 ノアズキの葉は真ん中が膨らんだひし形ですが、ヤブツルアズキの葉は ヤマノイモの葉のようにスコップ型です。




花は 蝶形花といって マメ科特有の構成をしています。
外側の大きい2枚が 旗弁。 フラッグを立てて虫に居場所を知らせる役目をします。
中央の 筒形の花弁が 舟弁で(ほとんどの記事で 竜骨弁と呼ばれていますが) この中に おしべ・めしべが入っています。(上の画像で おしべ・めしべの先が少し見えています)




一番大きい 像の耳のようなのが 旗弁。
芯の筒形のが 舟弁(竜骨弁)。
この間に 翼弁があります。 舟弁の両側についているひらひらが 翼弁です。 虫が止るための弁と言われています。




めしべ・おしべは 舟弁に包まれています。 筒形をしている 舟弁の一番奥に蜜が出る器官があるようです。 虫たちは 蜜を得るために この舟弁の一方の入り口から潜り込んでいきます。そのとき 花粉が体につく仕組みになっています。




開いた花の下に 受粉した花が見えますが、 旗弁・翼弁は用が無くなったので 落ちて 舟弁だけ 開き気味に残っています。