本日の《樹に咲く花》はアカネ科のハクチョウゲです。
ハクチョウゲ
於大公園(東浦町)のハクチョウゲです。
ハクチョウゲは アカネ科ハクチョウゲ属
学名は Serissa japonica
属名の セリッサ(Serissa)は「インド名or18世紀のスペインの植物学者Serissa の名に因むという説。」(里山コスモスブログ「ハクチョウゲ(白丁花)」より)
種小名は japonica ですが、特に日本固有ということではなく、「ハクチョウゲは沖縄、中国・台湾・インドシナ・タイに分布する」(植物雑学事典「ハクチョウゲ」)
分布に関しては こんな記事もあります↓
「ハクチョウゲは、中国、台湾に分布するアカネ科ハクチョウゲ属の常緑小低木です。(中略)日本には、元禄年間(1688~1703)以前に渡来しており(以下略)」(ガーデニングの図鑑「ハクチョウゲの育て方」)
ハクチョウゲ
安城市上条町の垣根のハクチョウゲです。
ハクチョウゲの花の特徴ですが、
「花には2つのタイプがあり、両者とも雌しべと5本の雄しべがあるが、雌しべが長くて雄しべが短くてほとんど見えないものと、雌しべが短くて雄しべが長いものがある。」(植物雑学事典「ハクチョウゲ」)
上の画像は遠くてあまりよく分かりませんが、雌しべの花柱が伸びているタイプ。
こちらは 雌しべの花柱が見えないので、雄しべが伸びているタイプと思われます。
ハクチョウゲ
ご近所さんの垣根のハクチョウゲです。
これまでのものよりピンクが濃いです。
ここの花は 雄しべだけが目立つタイプのようです。
雄しべが伸びているタイプでも下のほうに雌しべがあるはずなのですが、実際はよく見えません。
ついでに、
樹ではありませんが、アカネ科の花を対比のために挙げてみます。
サンタンカ
‘スーパー・キング’ という名の園芸品種と思われます。
雄しべは4本、雌しべは1本です。
ペンタス
ペンタスも2つのタイプがあります。
まず最初はよく見るほうの雌しべが伸びているタイプ。
もうひとつは 花冠の口からおしべが伸びているタイプ。
雄花と雌花があるのかと思ったら、検索すると、雌しべが伸びているほうは「長花柱花」、雄しべが伸びているほうは「短花柱花」とあります。
「長花柱花」「短花柱花」ということは同じ花に おしべとめしべの両方が付いているということです。
上の2枚はそれを確認したものです。
長いめしべの花冠の付け根のほうを観察したのですが、雄しべらしきものは見られませんでした。
下の雄しべの伸びている花冠の付け根のほうを確認したのですが、やはりめしべらしきものは見つかりませんでした。
ヤイトバナ
ヤイトバナというのはヘクソカズラのことです。
5裂した花冠の口に くねくね曲がった雌しべの柱頭が顔を出しています。
花冠の一枚をはいで中を見たものです。
花冠の付け根にある棒状のものが おしべです。
おしべは長短あわせて5本あるといいます。
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ハクチョウゲ
於大公園(東浦町)のハクチョウゲです。
ハクチョウゲは アカネ科ハクチョウゲ属
学名は Serissa japonica
属名の セリッサ(Serissa)は「インド名or18世紀のスペインの植物学者Serissa の名に因むという説。」(里山コスモスブログ「ハクチョウゲ(白丁花)」より)
種小名は japonica ですが、特に日本固有ということではなく、「ハクチョウゲは沖縄、中国・台湾・インドシナ・タイに分布する」(植物雑学事典「ハクチョウゲ」)
分布に関しては こんな記事もあります↓
「ハクチョウゲは、中国、台湾に分布するアカネ科ハクチョウゲ属の常緑小低木です。(中略)日本には、元禄年間(1688~1703)以前に渡来しており(以下略)」(ガーデニングの図鑑「ハクチョウゲの育て方」)
ハクチョウゲ
安城市上条町の垣根のハクチョウゲです。
ハクチョウゲの花の特徴ですが、
「花には2つのタイプがあり、両者とも雌しべと5本の雄しべがあるが、雌しべが長くて雄しべが短くてほとんど見えないものと、雌しべが短くて雄しべが長いものがある。」(植物雑学事典「ハクチョウゲ」)
上の画像は遠くてあまりよく分かりませんが、雌しべの花柱が伸びているタイプ。
こちらは 雌しべの花柱が見えないので、雄しべが伸びているタイプと思われます。
ハクチョウゲ
ご近所さんの垣根のハクチョウゲです。
これまでのものよりピンクが濃いです。
ここの花は 雄しべだけが目立つタイプのようです。
雄しべが伸びているタイプでも下のほうに雌しべがあるはずなのですが、実際はよく見えません。
ついでに、
樹ではありませんが、アカネ科の花を対比のために挙げてみます。
サンタンカ
‘スーパー・キング’ という名の園芸品種と思われます。
雄しべは4本、雌しべは1本です。
ペンタス
ペンタスも2つのタイプがあります。
まず最初はよく見るほうの雌しべが伸びているタイプ。
もうひとつは 花冠の口からおしべが伸びているタイプ。
雄花と雌花があるのかと思ったら、検索すると、雌しべが伸びているほうは「長花柱花」、雄しべが伸びているほうは「短花柱花」とあります。
「長花柱花」「短花柱花」ということは同じ花に おしべとめしべの両方が付いているということです。
上の2枚はそれを確認したものです。
長いめしべの花冠の付け根のほうを観察したのですが、雄しべらしきものは見られませんでした。
下の雄しべの伸びている花冠の付け根のほうを確認したのですが、やはりめしべらしきものは見つかりませんでした。
ヤイトバナ
ヤイトバナというのはヘクソカズラのことです。
5裂した花冠の口に くねくね曲がった雌しべの柱頭が顔を出しています。
花冠の一枚をはいで中を見たものです。
花冠の付け根にある棒状のものが おしべです。
おしべは長短あわせて5本あるといいます。
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