アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハニーサックル、スイカズラ

2022-05-15 06:00:06 | みんなの花図鑑
ハニーサックル(ツキヌキニンドウ)

於大公園(東浦町)で咲いています。ここのネームプレートには「ハニーサックル」と書いてありました。
ハニーサックルの学名は Lonicera periclymenum です。




ハニーサックルはよくツキヌキニンドウの名でも登場します。
スイカズラの別名がニンドウ(忍冬)で、蔓(つる)が葉を突き抜けて伸びているようにみえるから「ツキヌキニンドウ」です。




ネット上にはハニーサックルとツキヌキニンドウを同じ種類として扱う記事が多いです。
でも、別種とする記事もあります。
ツキヌキニンドウの学名も Lonicera sempervirens となっているようです。




単に「ロニセラ」というとハニーサックルのこととしている記事もあります。↓
「花の形は ツキヌキニンドウ に似ているが、葉の合着が不十分で、 花茎が合着した葉を突き抜ける形とはなっていないいことも多い。」(植物の名前を探しやすい デジタル植物写真集「ロニセラ」)




ツキヌキニンドウの仲間は、北半球に約180種が分布するそうです。




wikiの 「スイカズラ属(Lonicera)」の項には 日本に自生する種として次に取り上げるスイカズラ Lonicera japonica などの他、
 ニオイニンドウ Lonicera periclymenum L.
 ツキヌキニンドウ Lonicera sempervirens L.
が別種として挙げられています。
ここからすると、
 ニオイニンドウ(ハニーサックル)
 ツキヌキニンドウ
のようですね。




スイカズラ属(Lonicera または Caprifolium)は「日本にもスイカズラ、ウグイスカグラ、キンギンボク(ヒョウタンボク)をはじめ20種ほどある。花が美しくまたは芳香を放つため栽培されるものもある。日本原産のスイカズラも栽培されたものがアメリカなどで野生化し問題になっている。」(wiki 「スイカズラ属」)




そしてスイカズラ属(ロニセラ)というと 緑色の丸い柱頭の雌しべが特徴です。
以下で、野生のスイカズラの雌しべを観察してみます。







スイカズラ

学名: Lonicera japonica
「和名スイカズラの名は「吸い葛」の意で、細長い花筒の奥に蜜があり、古くは子どもが好んで花を口にくわえて甘い蜜を吸うことが行なわれたことにちなむ。砂糖の無い頃の日本では、砂糖の代わりとして用いられていた。」(wiki 「スイカズラ」)




「スイカズラの英名ジャパニーズ・ハニーサックル(Japanese honeysuckle)も、花筒をちぎって蜜(honey)を吸う(suck)ところから生まれた名前であるといわれる。」(同上)




花は咲き始めが白色、淡紅色から黄色に変化します。よって別名「金銀花」。
(金銀木というスイカズラ属の木本もあります)





「雄しべは5個で長く突き出しており、雌しべの花柱は1個で長く突き出て、受粉前の柱頭は丸く緑色である。花の基部には、葉のような苞がつく。」(同上)













.