6月23日、愛知県緑化センターにて。
一枚だけ 紅葉している葉があったので、その葉をバックにして、ナンテンの花の観察。
6枚の純白の器官は花弁、対応して6個の黄色いおしべ。
ナンテンにもつぼみのときには萼はありますが、開花する時に萼は剥がれ落ちてしまうそうです。
「蕾には、花びらの周りにうろこ状のたくさんの萼(外花被片)があります。萼片は、輪状に多数付き、内側の2輪が6個の花弁になるそうです。」(しろうと自然科学者の自然観察日記「ナンテンの花が、」)
ナンテンの花についている赤い虫。ダニでしょうか?
Google Lens でこの部分を拡大検索すると 筆頭に「ツツガムシ」を挙げてきます。
なかでもアカツツガムシはこのようにきれいな鮮紅色をしているそうですが、体長1mmと小さすぎます。
いろいろ検索してみて暫定的にアカダニではないかと思いました。
アカダニの最大の特徴は外見が赤いことで、アカダニは植物の花粉をエサとして増えていくダニなのだそうです。
めしべは花の中心の長楕円形の棍棒状のものがそれです。
「ナンテンの花粉はハエによって媒介されるらしい。
ハエがいない環境の良い場所では、人工受粉をしないと実がならないことになる。」(小さな園芸館「ナンテン」)
受粉すると 雄しべと花弁は落ち、雌しべの子房が緑色になってきます。
棍棒型をしていますが、秋まで時間をかけて丸く赤くなっていきます。
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