きょうは、常緑性のヤマボウシとカエデを取り上げます。
トキワヤマボウシ(常緑性)

一般のヤマボウシは落葉するのに対し、この木は常緑性なので「トキワ」が付きます。

学名は Cornus hongkongensis subsp. melanotricha
学名の subsp. は subspecies の略で 「亜種」の意。
亜種名の melanotricha (メラノトリカ)の意味については検索したけれど分かりませんでした。
原産地のひとつが 中国峨眉山であることから 「ガビサンヤマボウシ」の名もあります。

以下、ある通販カタログの解説より:
「常緑ヤマボウシ/メラノトリカは3~5mになる常緑小高木です。中国原産です。葉は互生し短い葉柄をもつ卵状楕円形で、先端は尖ります。花は枝先の葉腋に白色の花をつけます。花びらに見えるのは萼片で、実際の花は中心部にまとまって付く小花です。ホンコンエンシスの中でも一回り小さな花を咲かせます。6月に小さい花が無数に咲きます。」
上の画像では 小花はみなつぼみの状態です。

上の文には厳密にいうとおかしいところがあります
「花びらに見えるのは萼片」
この一文です
白い花弁のような部分は 総苞といって葉の変化した器官です。
花の周囲にあって花粉媒介者を呼ぶ役目をする器官を花弁と呼びますが、
この花は中心の球体が小花の集合なので、集合全体を纏めて(総じて)包んでいるので「総苞」と呼んでいます。

総苞の役割は やはり虫を呼ぶ広報機関なので、花弁と同じ役割といってよいでしょう。

半分ほど小花が開花しています。ごらんのとおり、小花にはちゃんと花弁があります。

全体像。場所は 安城デンパーク。
イロハモミジ

アップするチャンスが無かったので、1っか月ほど前になりますが、カエデ科の翼果の観察です。

カエデ科の翼果は翼が水平になっているほうがイロハモミジです。
(垂れ下がって「ハ」の字型をしていれば オオモミジです)

クスノハカエデ(常緑性)

これもカエデ科の翼果ですが、こちらは最近撮ったものです。

クスノハカエデは 東アジア及び東南アジアの明るい山林に分布する常緑性のカエデ。




「葉はまったくカエデらしくなく、名前のとおりクスノキなどの常緑広葉樹に似るが、トウカエデのように浅く裂ける個体もある。新葉や成長の盛んな葉はクスノキと同じように赤み(あるいは黄色)を帯びるが、秋に紅葉することはなく、一年を通じて緑色を保つ。」(庭木図鑑 植木ペディア > クスノハカエデ)
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トキワヤマボウシ(常緑性)

一般のヤマボウシは落葉するのに対し、この木は常緑性なので「トキワ」が付きます。

学名は Cornus hongkongensis subsp. melanotricha
学名の subsp. は subspecies の略で 「亜種」の意。
亜種名の melanotricha (メラノトリカ)の意味については検索したけれど分かりませんでした。
原産地のひとつが 中国峨眉山であることから 「ガビサンヤマボウシ」の名もあります。

以下、ある通販カタログの解説より:
「常緑ヤマボウシ/メラノトリカは3~5mになる常緑小高木です。中国原産です。葉は互生し短い葉柄をもつ卵状楕円形で、先端は尖ります。花は枝先の葉腋に白色の花をつけます。花びらに見えるのは萼片で、実際の花は中心部にまとまって付く小花です。ホンコンエンシスの中でも一回り小さな花を咲かせます。6月に小さい花が無数に咲きます。」
上の画像では 小花はみなつぼみの状態です。

上の文には厳密にいうとおかしいところがあります
「花びらに見えるのは萼片」
この一文です
白い花弁のような部分は 総苞といって葉の変化した器官です。
花の周囲にあって花粉媒介者を呼ぶ役目をする器官を花弁と呼びますが、
この花は中心の球体が小花の集合なので、集合全体を纏めて(総じて)包んでいるので「総苞」と呼んでいます。

総苞の役割は やはり虫を呼ぶ広報機関なので、花弁と同じ役割といってよいでしょう。

半分ほど小花が開花しています。ごらんのとおり、小花にはちゃんと花弁があります。

全体像。場所は 安城デンパーク。
イロハモミジ

アップするチャンスが無かったので、1っか月ほど前になりますが、カエデ科の翼果の観察です。

カエデ科の翼果は翼が水平になっているほうがイロハモミジです。
(垂れ下がって「ハ」の字型をしていれば オオモミジです)

クスノハカエデ(常緑性)

これもカエデ科の翼果ですが、こちらは最近撮ったものです。

クスノハカエデは 東アジア及び東南アジアの明るい山林に分布する常緑性のカエデ。




「葉はまったくカエデらしくなく、名前のとおりクスノキなどの常緑広葉樹に似るが、トウカエデのように浅く裂ける個体もある。新葉や成長の盛んな葉はクスノキと同じように赤み(あるいは黄色)を帯びるが、秋に紅葉することはなく、一年を通じて緑色を保つ。」(庭木図鑑 植木ペディア > クスノハカエデ)
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