アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ススキとオギ - 河原はどっち?

2022-11-30 06:00:10 | みんなの花図鑑
河原のススキ

♪ おれは河原の枯れすすき
という歌があります。あれはたぶんオギですね、きっと (^^♪




というのも、ススキは河原など湿った土地が嫌いなんです。




湿った土地が好きなのはオギのほうです。



おぎやはぎ っていうでしょ !(^^)!
矢作川の河川敷に群生しているのはオギです。(あとで出て来ます^^)




ススキはこのように株立ちしています。オギは株立ちしません。




でも、小河川の夏以降の土壌は乾燥しがちで、ススキの生育環境になることも確かです。




それで、このように、河原でも、ススキが生えています。




ススキの穂は オギと比べると短めの穂で少し硬めです。




冒頭の船頭小唄の歌詞の話のつづき
「“おれもお前も利根川の船の船頭で暮らそうよ”
と続くが、利根川の河原はススキもはえているが、両岸に圧倒的に多くはえているのはオギである。」(廣田伸七「ススキとオギはどこが違うの?」)



「唄の歌詞に文句をつけるつもりはない。実物はオギであっても「おれは河原の枯れオギ」では唄にならない。船頭小唄はやはり枯れススキの方が情緒的である。」(同上)





河原のオギ

先ほどススキを撮ったのと同じ小河川の下流側のオギです。



このあたりでは常時水が流れています。



ススキと比べオギはややふんわりした穂です。
葉もオギのほうが幅広です。




矢作川のオギ

その矢作川のオギです。








夕焼けのオギです。



オギやはぎでした \(^o^)/







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