アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ムラサキハナナ - オオアラセイトウ

2023-04-12 16:00:01 | みんなの花図鑑

先日はダイコン花を取り上げましたが・・・
野に咲くアブラナ科と言えば、もうひとつ これがありましたね




これ、これ、と言っていますが、、、名前がたくさんありすぎて、どれを使うか迷ってしまうからです(´∀`)




まず、表題の「ムラサキハナナ」
ムラサキハナナは「紫花菜」と漢字で書き、花菜は「菜の花」の意味ですから全体で文字通り「紫の花菜」です。




副題の「オオアラセイトウ」という呼び方もします。
LoveGreenには
「「オオアラセイトウ」とは、ストックの和名「アラセイトウ」からきています。 一重咲きのストックに花姿が似ているということからつけられた和名です。」
とあります。




もうひとつ「ショカッサイ」(諸葛菜)という呼び方もあります。
これは 中国名の「諸葛采」(三国志に登場する諸葛孔明が食用に植えたとされる菜花に由来)をそのまま日本語読みしたものです。





観賞用に中国から江戸時代に持ち込まれたそうです。




もうひとつ「ハナダイコン」という別名もあります。
アブラナの中でもやはりダイコンの花によく似ているからでしょう。




学名は Orychophragmus violaceus
属名の Orychophragmus は、ギリシャ語の「orycho(掘り出す)+phragma(垣根)」が語源
種小名のviolaceus は “菫色の”という意味。




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