アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ネモフィラ - リトルワールド散策 (後篇)

2023-04-04 16:00:01 | みんなの花図鑑
リトルワールド散策の後半です。

ネモフィラ

フランス館の窓際にずらっと植えてありました。




こういう風景が撮りたかったのですが、畑に植えてあると突っ伏して撮らないといけないので、いままで撮れませんでした。




ネモフィラは ムラサキ科(旧ハゼリソウ科)ネモフィラ属。




北アメリカ原産の一年草で、和名を瑠璃唐草(るりからくさ)といいます。










































チューリップ








アセビ




























ハナモモ






















ギンヨウアカシアフサアカシア

始め勘違いでギンヨウアカシア(学名:Acacia baileyana (マメ科ネムノキ亜科アカシア属))としていましたが、
kojiさんよりコメントいただき間違いに気が付きました。




ギンヨウアカシアは櫛のように出ている小葉の数が8~25対なのに対し、
フサアカシアでは30~40対、モリシマアカシアでは30~60対もあります。↓





画像を拡大して数えてみると36前後あり、ギンヨウアカシアではありません。
3つの候補の中では、フサアカシア(Acacia dealbata)か、モリシマアカシア(Acacia mollissima)のどちらか、ということになります。




で、そのどちらかというと、まず花期が大きく違います。
フサアカシアは2月~3月、モリシマアカシアは5月~6月と遅いのです。
つぎに、画像検索すると、モリシマアカシアはフサアカシアより花の色が一様にうすいように見えます。
ということで、3月末に撮ったこのアカシア、花の色も黄色なので、フサアカシアに違いない、と結論しました。
kojiさん、ありがとうございました!(^^)!





以下、過去ログより
ミモザというのは日本での流通名で、本来のミモザとはマメ科ネムノキ亜科オジギソウ属(Mimosa)のことです。
ちなみにこのネムノキ亜科、英語では Mimosa family(Mimosaceae)
ですから、目くじら立てて「ギンヨウアカシアはミモザじゃない」というほどのことではない、かも!(^^)!








ベニバスモモ

あいかわらず樹名板がないので、推定になりますが・・・




桜に似た感じですが、紅色の葉をしています。



そこから、ベニバスモモではないかと推察しました!






アメリカハナズオウ



上の2枚の画像は去年の秋(11月7日)に、この木の紅葉を撮ったものです。
樹名板がないので名前が分かりません。このきなんのき掲示板に質問して、「アメリカハナズオウ」ではないかとの回答をいただいたのでした。
 その時はありがたく名前を頂戴し、また春になって花が咲いたら、確認しようと思ったのでした。




今回(3月30日)、その木の下に行って見上げたら、こんな花が咲いていました。
間違いなく ハナズオウっぽい花ですね (^^)/



上は安城デンパークにあるアメリカハナズオウの園芸品種’フォレスト・パンジー’の葉です。

通常のハナズオウは中国が原産地ですが、アメリカハナズオウは北アメリカ原産で、「ハナズオウよりも花が小さく、色も若干薄めです。花のあとに出てくる葉はハート型をしていてかわいらしい印象を与えます。」と記事(MIDOLAS「アメリカハナズオウ」)にありました。






サーカス

リトルワールド散策の最後に見たサーカスのスナップを挙げて終わります。






























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ネコヤナギでなく「フリソデ」ヤナギです(2)

2023-04-04 07:54:09 | みんなの花図鑑
ずっとサクラで後回しになっちゃいましたが、ネコヤナギに似たヤナギの観察、3回目はふたたびフリソデヤナギ。


このヤナギは去年までずっとネコヤナギと思っていました。開花前の毛におおわれた姿はいびつで、ネコヤナギにしては ちょっと変わってるな?とは思ってましたが。
(3月5日撮影)




昆虫のサナギが脱皮する前の姿のようにも見えます(3月5日撮影)。






それが実際開花してみると、葯が黄色っぽいので、開花と同時に花粉が出ているように見えます。
(3月15日撮影)
この日は、ちょうどオーナーの方が見えたので、了解をとってから撮影しました。
「スミマセン。ネコヤナギの花撮らしてもらっていいですか」





同じ部分に、さらに近づいてみています。これ位近づくと、葯と花粉が識別できます。
葯の色は赤と黄色が混ざったような色です。こういう色をしているのは フリソデヤナギのことが多いです。
なぜなら、ネコヤナギの葯が赤色で、バッコヤナギの葯の色が黄色なので、2つのハイブリッドのフリソデヤナギの葯の色は両方の親の葯の色が混ざったような色をしているのです。





フリソデヤナギであることは、雄しべの花糸の付き方からも確認できます。
一方の親ネコヤナギの花糸は一本でした(正確には2本あるのですが、合着して1本になっているのです)
もう一方の親 バッコヤナギの花糸は2本でした。





ネコヤナギの花糸が 「I 型」で、バッコヤナギの花糸が 付け根から2つ出ている「V型」だとすると、
フリソデヤナギの花糸は付け根は1つだが途中で2つに分かれている「Y型」だったのです。





葯の色が赤と黄色の混ざった色で、花糸が「Y型」なので、 フリソデヤナギ。
作業しているオーナーの方に、「ネコヤナギでなくてフリソデヤナギでした」とお話したのですが、「名前は知らないけど、絹毛でおおわれているときに切り花に使う」とおっしゃってました。
つまり、名前など、何でもよいというニュアンスでした (´v_v`)








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