ススキみたいに見えますが、これはオギです。
オギの穂はススキよりふんわりしています。
このオギ、どこで撮ったかというと・・・
鹿乗川の堤防です。
鹿乗川というのは岡崎平野を流れる矢作川の支流です。一応一級河川ですが、矢作川よりずっと小さく短い川です。
けれど冬でも水が流れています。
おれは河原の 枯れすすき♪
という歌がありますが、あれはススキではなくてたぶんオギです。
ススキは湿った河原にはあまり生えません。湿った土地が好きなのは オギのほうです。
もっと川面に近いところには ヨシ(アシ、葦)が生えていることが多いです。
なので、川に近い順に アシ > オギ > ススキ の順で生えていることがふつうです。
葉も 川に近いほうが 幅広です。ススキの葉が一番細長です。
冒頭でも触れましたが、オギの穂はふわふわしています。綿菓子みたいに見えることがあります。
手の中に穂を包み込みますと、オギは猫の毛を撫でているように柔らかい感じですが、ススキのほうは少しゴツゴツした感じがします。
オギに比べてススキが固そうに見えるのは オギの穂には無い芒(のぎ)という曲がった針のような毛が小穂から出ているからでもあります。
小穂の基部にある毛が、オギの方が白いので、両者の穂を同じ光線の下で比べると、オギの方が明らかに白く見えます。
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