![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/37/d829a98c097e2f6beb524343b13ba953.jpg)
クサギの雄しべ・雌しべは 花冠から長~く前に突き出しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/60/609e390664755a6286e3481a89ff0162.jpg)
クサギの萼は当初は袋状になっており、その中から ストロー状の花冠が伸びてきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/5b/dd8504a227691ddf03b8838dd5b2dce1.jpg)
ストロー状の花筒の部分は長さ2~2.5cmで花冠は5裂してやや反り返り気味に開きます。
中からは1本の長いめしべと、これまた長い4本のおしべが出ています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/ab/77d0e85a598d5cd714c780a54a7ed656.jpg)
おしべとめしべは 時間差で、 雄しべ活動期と 雌しべ活動期をスケジュールしています。
雄しべ活動期には めしべは そっぽを向いており、
雌しべ活動期には おしべは クルッと丸まって退避しているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/70/a7c5e6777290d4eb89238a0800fbaeb8.jpg)
蜜は ストローのように長い花筒の奥にあるようです。
「どの昆虫も蜜を吸えるわけではありません。花の筒の入り口から蜜腺までの距離が最大2.5cmもあって、とても長いのです。そのため、ストローのような細長い口を持つ大型のチョウ・ガ類でなければ蜜は吸えません。蜜が吸えるのは、カラスアゲハやクロアゲハなどのアゲハチョウの仲間や、ホシホウジャク、オオスカシバなどのスズメガの仲間に限られています。」(季節のたより33 クサギ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/ef/04ecffdf0f30dbb84081d082944eced3.jpg)
「1本のクサギの開花期間が1カ月以上あるとはいえ、一つの花の開花期間はたったの3日に過ぎません。 花は、花びらを開くと、雄しべを伸ばして葯を列開させ、蜜を吸いに来たチョウたちの体に花粉を付けようと努力します。 翌日には雌しべを伸ばし、やって来たチョウたちの体から花粉をもらおうとします。 3日目になると雄しべも花びらもしおれ始め、雌しべだけが突き出しているように見えます。」
(筑波大学大学院 生命環境科学研究室 渡辺研究室「僕と12人の卒論生」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/38/c1b237db59aed63233a782b9476030c4.jpg)
「花としては、少し触れればすぐに付いてしまう花粉を出している間は、できるだけ沢山の昆虫の体に花粉をつけた方がよいでしょう。 でも、1本しかない雌しべの先に花粉を付けるには、訪れた昆虫に比較的長く留まっていてもらった方が都合がよいにちがいありません。 花粉を出す時期には少なく、花粉をもらう時期には多く蜜が分泌されていたことになります。 調べてみると、昆虫類が多く訪れたクサギの花にほとんど蜜は残っていませんでした。」(同上)
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クサギの萼は当初は袋状になっており、その中から ストロー状の花冠が伸びてきます。
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ストロー状の花筒の部分は長さ2~2.5cmで花冠は5裂してやや反り返り気味に開きます。
中からは1本の長いめしべと、これまた長い4本のおしべが出ています。
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おしべとめしべは 時間差で、 雄しべ活動期と 雌しべ活動期をスケジュールしています。
雄しべ活動期には めしべは そっぽを向いており、
雌しべ活動期には おしべは クルッと丸まって退避しているようです。
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蜜は ストローのように長い花筒の奥にあるようです。
「どの昆虫も蜜を吸えるわけではありません。花の筒の入り口から蜜腺までの距離が最大2.5cmもあって、とても長いのです。そのため、ストローのような細長い口を持つ大型のチョウ・ガ類でなければ蜜は吸えません。蜜が吸えるのは、カラスアゲハやクロアゲハなどのアゲハチョウの仲間や、ホシホウジャク、オオスカシバなどのスズメガの仲間に限られています。」(季節のたより33 クサギ)
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「1本のクサギの開花期間が1カ月以上あるとはいえ、一つの花の開花期間はたったの3日に過ぎません。 花は、花びらを開くと、雄しべを伸ばして葯を列開させ、蜜を吸いに来たチョウたちの体に花粉を付けようと努力します。 翌日には雌しべを伸ばし、やって来たチョウたちの体から花粉をもらおうとします。 3日目になると雄しべも花びらもしおれ始め、雌しべだけが突き出しているように見えます。」
(筑波大学大学院 生命環境科学研究室 渡辺研究室「僕と12人の卒論生」)
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「花としては、少し触れればすぐに付いてしまう花粉を出している間は、できるだけ沢山の昆虫の体に花粉をつけた方がよいでしょう。 でも、1本しかない雌しべの先に花粉を付けるには、訪れた昆虫に比較的長く留まっていてもらった方が都合がよいにちがいありません。 花粉を出す時期には少なく、花粉をもらう時期には多く蜜が分泌されていたことになります。 調べてみると、昆虫類が多く訪れたクサギの花にほとんど蜜は残っていませんでした。」(同上)
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