アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

オニドコロ - トコロさん

2020-08-05 18:16:42 | みんなの花図鑑
見出し画像は ヤマノイモの葉にいたカマキリ君。本文は ヤマノイモの仲間のオニドコロの話です。


オニドコロは 芋づるの一種です。 このあたりでは 一番よく見る芋づるです。
オニドコロとは面白い名前ですが、 トコロというのは 「野老」と書きます。 ヤマノイモ科の根茎のヒゲ根を「野の老人」に見立てて「野老」と書き、根に塊ができる事から「凝(とこり)」 がなまってトコロになったとされています。
そして、 単に野老(ところ)といったら オニドコロ を指します。
オニドコロは 雌雄異株で、 これは 雄花。




花弁が6つで、 おしべも6個。 6数性ですね
おしべの頭の赤褐色が 葯です。




雄株(雄花)は 枝分かれして花を咲かせるので、このようににぎやかです。
バックに 扇みたいなものが見えますが、 これが 別の雌株の 雌花です。雌花は大きいです。




雌花は下向きに花を咲かせますが、受粉すると 上を向き果実を膨らませていきます。




子房(果実)は 軍配型の翼を3方向につけ、 熟すと 風に乗って 散布されるようになってます。





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