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こんどは、トレニアのシベの観察です。
横に傾けているので、左手が実際の上側に当たります。
上手で握手しているのは、上側にある一対の雄しべです。
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中央の唇の形をしているのが 雌しべの柱頭です。
その両側にあるのが もう一対の雄しべたちです。
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おしべは 2対 つごう4つ見えます。もう一本あると言われますが、退化してふつうは見えません。
ハチなどが蜜を吸いに来て花筒の奥に頭を突っ込むと、雄しべの花粉が虫の背中と腹につきます。
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別の花にやってきて、同じ態勢をとると、腹についた花粉が 雌しべの柱頭につくことになります。
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となると、上側のアーチを作っている雄しべたちの花粉は、他の雌しべに運ばれる可能性は極めて低いのではないかと推察されます。
同じ花でも、ソバやミゾソバなどのように、めしべ・おしべの高さが異なる形態を複数もつ花と比べると、素朴すぎて、効率面では劣るように見えてなりません。でも、実際にはそれで子孫を作っているのですから、私たちにはわからない、うまい仕組みが隠されているのかもしれません。
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