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「タカサブロウ」という人名みたいな名前の由来はハッキリしないようですが、古くはタタラビと呼ばれていたのが、タタラビサウになり、それがタカサブロウになったのではないかと、語源研究家の深津氏は述べています。(Fild Watching 『②秋野の山を歩く』より)
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典型的なキク科の花序で、中央が筒状花の集合、周囲の花弁のような一枚一枚が 舌状花。
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エノコログサと花の大きさを比べてみました。
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筒状花ですが、黒っぽい部分が雄しべで「集約雄しべ」といって5個の雄しべの葯が合着して筒状になり、その中から雌しべが伸びて、充分に伸びきったら柱頭が2つに開きます。この小花たちは 柱頭に黄色い花粉が乗っていますので、すでに受粉しているのではないかと思います。
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舌状花のほうは 2列になって筒状花の周りを囲んでいます。この画像でははっきり分かりませんが、舌状花は 雄しべがなく 雌しべだけが伸びて2つの割れています。
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筒状花が痩果(そうか)になったところです。初めは緑色です。そう果は種子の両側に翼が付いているので、上から見ると目のような形に見えるといいますが・・・
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よく分からないので、筒状花の端っこのほうをバラしてみました。白い部分が翼ですね。
よく似た植物に アメリカタカサブロウ がありますが、アメリカタカサブロウには翼がありません。
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