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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヒトツバタゴとウワミズザクラ

2023-04-24 13:00:00 | みんなの花図鑑
ヒトツバタゴ

安城デンパークの「なんじゃもんじゃの森」のヒトツバタゴも雪が降ったように真っ白です。




モクセイ科ヒトツバタゴ属。




ヒトツバタゴの学名は Chionanthus retusus(キオナントゥス レツスス)




属名のChionanthusは、Chion (古代ギリシャ語の χιών(キオ~ン、「雪」)と ラテン語 anthos(花)の合成語です。




ヒトツバタゴは学名でも「雪の花」だったのです(^^♪









4月23日、安城デンパーク・なんじゃもんじゃの森にて





マルバアオダモ

アオダモやこのマルバアオダモはモクセイ科トネリコ属の落葉樹です。




マルバアオダモは、同属の樹木「アオダモ」に対して、葉の形や葉先が丸いということではなく、縁に明瞭な鋸歯がなく、滑らかであることから名付けられました。




「マルバ」という名前とは対象的に、アオダモよりも細長くなるため、「ホソバアオダモ」という別名があります。





4月18日、愛知県緑化センターにて






ウワミズザクラ
4月17日、於大公園(東浦町)にて

「花だけ見ると、とてもサクラの仲間とは思えない。」(森と水の郷あきた「樹木シリーズ⑫ ウワミズザクラ 」)




「コップを洗う細長いブラシのような白花を咲かせる。」(同上)




名前の由来もここがいちばん分かりやすいです
名前の由来・・・古代、シカの肩甲骨の裏に溝を彫り、この樹皮で焼き、溝の周辺に生じる割れ目を見て吉凶を占ったという。この裏溝が転じて「上溝桜(ウワミゾザクラ)」と書き、それが転訛してウワミズザクラと呼ぶようになった。古名は、古事記の「天の岩戸」に出てくる波波迦(ははか)という。 」(同上、ただし太字は引用者)




「1個の花は5弁で雄しべが長く伸び、多数、密につく。花をアップで撮ると、穂状に咲くコバイケイソウと同じく、その美しさと花の数に驚かされる。 」(同上)




「長さ10センチほどのロールブラシのように見える総状花序(小さな花を多数、密に咲かせる)を付ける。花は白色で5枚の花弁からなる。京都、新潟などでは、つぼみの総状花序を塩漬けにしたものを「杏仁香」と呼んで食用するという。」(丹波新聞)




高いところにしか咲いてなく、すべてコンデジの望遠側で撮りました。





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