この花はアヤメ属のジャーマンアイリスです。
なぜかというと外花被片の弁元にブラシのような白い毛が付いているからです。
ちょっと紛らわしいのはブラシ状の毛の周囲にアヤメの花に付いている網目文様(いわゆる文目紋)があります。でも「アヤメ紋があるからアヤメではないか」と心配する必要はありません。
アヤメにアヤメ紋はありますが、ブラシのような毛は付いていないからです。
結論:ブラシのような毛が付いているのはジャーマンアイリスだけです。
アヤメ紋があろうとなかろうとブラシが付いていればジャーマンアイリスと覚えましょう!(^^)!
いっそ「ブラシアイリス」と呼んでやりましょうか (^_-)-☆
〔参考〕ナンキンアヤメ(小さなジャーマンアイリス)
北アメリカ原産で、日本に大正時代に入ってきて野生化したナンキンコアヤメ(またはナンキンアヤメ)というアヤメ属にも、同じようなブラシ状の毛が付いています。そのことからナンキンコアヤメはジャーマンアイリスの仲間で、アヤメの仲間ではないと思われます。(「ナンキン」は小さいものに付けられた昔の日本風の言い方です。昔はハツカネズミのことを南京鼠と表現したりもしたそうです。南京から来たという意味ではないのです)
ドワーフ・アイリス Iris pumila (アヤメ科アヤメ属)
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これで確証の持てる判別が出来ます。
ナンキンアヤメを検索してみたら アヤメという名前が付いているけれどジャーマンアイリスの仲間なんだということに注意してほしかったので、別途スレッドを立てました(^^ゞ
先日はナンキンアヤメ ありがとうございました。
ややこしいですねぇ。
今、ギョウジャニンニクと間違えてイヌサフランを食べた2人が死亡したというニュースをやっています。
名前が分かってもその植物の性質が判るわけではないので、気を付けないといけませんね(←自分)(^^ゞ
我が家にはどちらもありますが匂いが無いからわかると思うんですけれどねぇ。
そのうち葉っぱが無くなって秋になるといきなり花が咲きます。
知らないと怖いねぇ。
水仙とニラを間違えて食べる人もいるし・・・
何でも、2つを実際に並べて比較できるのがいちばん違いが分かっていいですね
私は昔から名前も判らない木の実をとりあえず食べてみるほうなので、危ない、アブナイ(´∀`)