今日も新穂高第2ロープウェイの起点「しらかば平駅」(標高1,308m)前の植物を。
前にお見せしたロープウェイ下の桜の木の下に野菊が咲いていて、たくさんミツバチが来訪し、蜜を吸っています。
「雑草という名の植物はない」という昭和天皇のお言葉(もっとも最初にそう発言したのは牧野富太郎博士だそうですが)を換骨奪胎して語感だけ真似ると 「野菊という名の菊はない」ことになるので、これはノギクではなく、ノコンギクかヨメナかということになります。
全体はこんな感じです。奥の黄色は ブタクサブタナの花。
ノコンギクとヨメナ、両方生えていれば比較しやすいのですが、かなわなかったので、ネットの素晴らしい写真を参照ください。(京都九条山の自然観察日記「ノコンギクとヨメナの違い」よりお借りしました。記して感謝!)
葉のかたちは ノコンギクもヨメナもどちらも「 卵形~長披針形」なのですが、どちらかというとノコンギクのほうが鋸歯が多いように見えます。もっとも葉による区別で決定的な違いは 「ノコンギクの葉はざらざらしているのに対し,ヨメナの葉はつるつるしています。」という点にあるそうなのですが・・・
もう一つの区別点として、小花の冠毛の長さを調べる、という点があります。
「ヨメナの冠毛はたいへん短く、ほとんど目立たないのに対し、ノコンギクの冠毛は子房の2倍ほどの長さがあります。」(同上)
この画像も 先ほどの(京都九条山の自然観察日記「ノコンギクとヨメナの違い」)より拝借しました。
ヨメナの「総苞は浅い鐘形。」(松江の花図鑑「ヨメナ(嫁菜)」)
対して ノコンギクの総苞はヨメナより長めになります。
これらの点から推量すると、この野菊は ノコンギク でしょうか??
まぁ、どちらにしても、キク科の植物です。キク科の花は 周囲に舌状花、中心に筒状花を配置した集合で頭状花序をなしています。現在は、筒状花のおしべの筒から花粉が押し上げられた状態の 雄性期の花のが多いようです。
ミツバチは餌の蜜を採取するほかに、こどもたちのために 餌になる花粉も巣に運ぶようです。
前にお見せしたロープウェイ下の桜の木の下に野菊が咲いていて、たくさんミツバチが来訪し、蜜を吸っています。
「雑草という名の植物はない」という昭和天皇のお言葉(もっとも最初にそう発言したのは牧野富太郎博士だそうですが)を換骨奪胎して語感だけ真似ると 「野菊という名の菊はない」ことになるので、これはノギクではなく、ノコンギクかヨメナかということになります。
全体はこんな感じです。奥の黄色は ブタクサブタナの花。
ノコンギクとヨメナ、両方生えていれば比較しやすいのですが、かなわなかったので、ネットの素晴らしい写真を参照ください。(京都九条山の自然観察日記「ノコンギクとヨメナの違い」よりお借りしました。記して感謝!)
葉のかたちは ノコンギクもヨメナもどちらも「 卵形~長披針形」なのですが、どちらかというとノコンギクのほうが鋸歯が多いように見えます。もっとも葉による区別で決定的な違いは 「ノコンギクの葉はざらざらしているのに対し,ヨメナの葉はつるつるしています。」という点にあるそうなのですが・・・
もう一つの区別点として、小花の冠毛の長さを調べる、という点があります。
「ヨメナの冠毛はたいへん短く、ほとんど目立たないのに対し、ノコンギクの冠毛は子房の2倍ほどの長さがあります。」(同上)
この画像も 先ほどの(京都九条山の自然観察日記「ノコンギクとヨメナの違い」)より拝借しました。
ヨメナの「総苞は浅い鐘形。」(松江の花図鑑「ヨメナ(嫁菜)」)
対して ノコンギクの総苞はヨメナより長めになります。
これらの点から推量すると、この野菊は ノコンギク でしょうか??
まぁ、どちらにしても、キク科の植物です。キク科の花は 周囲に舌状花、中心に筒状花を配置した集合で頭状花序をなしています。現在は、筒状花のおしべの筒から花粉が押し上げられた状態の 雄性期の花のが多いようです。
ミツバチは餌の蜜を採取するほかに、こどもたちのために 餌になる花粉も巣に運ぶようです。
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