![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/12/b098c025abc40f3a24a057378befe4a9.jpg)
これは 6月7日に撮った 行福寺(豊田市)のボダイジュですが...
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/3f/c86d6043705d205dd57c533ebf9eb123.jpg)
そのわずか3日前は ほとんどがこんな風にまだ つぼみ でした。
ついでに この写真が分かりやすいので説明しておきます。
ボダイジュの花は ヘラ型の葉(苞葉といいます)の中央から花柄を伸ばして 花を付けます。
「枝先の葉腋に苞葉をつけ、苞葉の中央近くから集散花序を下垂し、花を3~12(20)個つける。」(三河植物観察「ボダイジュ」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/78/2af5bc375de1f5dbe63a9d7728e7bc4e.jpg)
上の状態から3日後、開花したボダイジュの花です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/1f/41c88bcc5d394dad9dabc76ff47af9fc.jpg)
ボダイジュの花は、 次に出てくるシナノキとよく似ていて、 花だけ見たのでは区別が付きません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/6c/e2385d5efb6dc46f89862898bc9f23f7.jpg)
花が咲くと いい香りに誘われて虫が集まってきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4f/8107822ae04936efe114c87c81901fe3.jpg)
カメムシの乗っているほうが ボダイジュの葉。 右は 花を付ける苞葉。
そのボダイジュの葉ですが、 一見すると、桑の葉に似たところがあります。 でも ボダイジュは クワ科ではありません。 かつては シナノキ科でしたが、今はアオイ科に代えられているようです。
(紛らわしいですが、 葉っぱの先がとがった インドボダイジュという木があって そちらが クワ科です)
つぎは 同じシナノキ属のシナノキです。
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このシナノキは 6月11日、愛知県緑化センターで撮ったものです。 雨で 片手に傘を持って 残った片手で撮ったものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/46/9c661b0c7ea5bddc3ef824413396f7e6.jpg)
花はまだ蕾が多いですが、 苞葉の中央から花柄を伸ばして花を付けるさまは ボダイジュとそっくりです。
葉もボダイジュに似た葉です。 ただ ボダイジュのほうは全体に光沢があり、より黒い感じですが、 シナノキの葉は光沢がなくより柔らかい感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/45/7d611110cf28fdc387894013ba90b8d1.jpg)
ボダイジュも シナノキも花は 苞葉から伸びた花柄に咲きますが、 ボダイジュの花の花は下を向いて下垂するのに対し、シナノキの花はやや繊細で いろいろな方向を向いて咲くという違いがあるそうです。
安城デンパークにも 何本かシナノキ属の木が植わっていますが、 ボダイジュか シナノキか 判別できない木があるということです(^_-)-☆
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