これは 6月7日に撮った 行福寺(豊田市)のボダイジュですが...
そのわずか3日前は ほとんどがこんな風にまだ つぼみ でした。
ついでに この写真が分かりやすいので説明しておきます。
ボダイジュの花は ヘラ型の葉(苞葉といいます)の中央から花柄を伸ばして 花を付けます。
「枝先の葉腋に苞葉をつけ、苞葉の中央近くから集散花序を下垂し、花を3~12(20)個つける。」(三河植物観察「ボダイジュ」)
上の状態から3日後、開花したボダイジュの花です。
ボダイジュの花は、 次に出てくるシナノキとよく似ていて、 花だけ見たのでは区別が付きません。
花が咲くと いい香りに誘われて虫が集まってきます。
カメムシの乗っているほうが ボダイジュの葉。 右は 花を付ける苞葉。
そのボダイジュの葉ですが、 一見すると、桑の葉に似たところがあります。 でも ボダイジュは クワ科ではありません。 かつては シナノキ科でしたが、今はアオイ科に代えられているようです。
(紛らわしいですが、 葉っぱの先がとがった インドボダイジュという木があって そちらが クワ科です)
つぎは 同じシナノキ属のシナノキです。
このシナノキは 6月11日、愛知県緑化センターで撮ったものです。 雨で 片手に傘を持って 残った片手で撮ったものです。
花はまだ蕾が多いですが、 苞葉の中央から花柄を伸ばして花を付けるさまは ボダイジュとそっくりです。
葉もボダイジュに似た葉です。 ただ ボダイジュのほうは全体に光沢があり、より黒い感じですが、 シナノキの葉は光沢がなくより柔らかい感じです。
ボダイジュも シナノキも花は 苞葉から伸びた花柄に咲きますが、 ボダイジュの花の花は下を向いて下垂するのに対し、シナノキの花はやや繊細で いろいろな方向を向いて咲くという違いがあるそうです。
安城デンパークにも 何本かシナノキ属の木が植わっていますが、 ボダイジュか シナノキか 判別できない木があるということです(^_-)-☆
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