アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ダイズ - こまい花4

2020-08-16 13:17:20 | みんなの花図鑑
こまい花(細かい花)の特集、第4回は ダイズ(大豆)。
実は これがいちばん取り上げたかったこまい花なのでした (^^♪


写真では近づいて拡大しているので分からないですが、とても小さい花です。こんな小さい花なのに なぜ「大豆」なのでしょうか (´∀`)




「縄文時代から栽培されて身近に感じていたダイズとアズキのうちの大きいマメを「大豆」と書き、それよりも小さいマメを「小豆」と書いた可能性もありますが、ダイズはその原種となったツルマメから縄文時代の長期間にわたって栽培しているうちに形を変えて現在のような大きさに変わっていったことも「大豆」の標記に影響を与えていると考えられます。」(加藤昇の 大豆の話)




大豆の花は蝶形花といって 3つの花弁で出来ています。
いちばん大きいのが 旗弁。
手前の横へ張り出しているのが 翼弁。
中心で 角のように 尖っているのが 竜骨弁(舟弁ともいいます)。



c
旗弁は大きく(といっても 3つの花弁の中では、ということですが)虫に花のありかを知らせる役目をします。
手前の翼弁は 通常 飛んできた虫が止る足場の役目をすると言われてます。




前の画像も、上の画像もそうですが、ダイズの竜骨弁は小さく 翼弁に隠れてよく見えないことが多いです。




花に、おしべとめしべが見えませんが、おしべ・めしべは 真ん中の竜骨弁の中にあるんです。

ダイズは同じ花の中の 雄しべと雌しべが受粉する。
だから、花が開いたときは、もう受粉が終わってるんだってェ 工エエェェ(´д`)ェェエエ工
2018-8-27 のアブリルブログ記事より)




自家受粉するから、虫に花粉を運んでもらう必要がないんです。
じゃあ、旗弁も 翼弁も 不要なのでは(´・ω・)




受粉のために、虫は要らない。
でも、面白いことに、毛むくじゃらの茎や 萼片 そっくりな虫が このダイズにはいっぱいいました。どこにいるか分かりますか?
奥のピントの合ってない花の萼の右下あたりです (^^)/
なんていう虫なんでしょうか? こんな擬態ってあるんですね (^^♪




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