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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アメリカキンゴジカ - こまい花5

2020-08-16 19:53:50 | みんなの花図鑑
こまい花の5番目は アメリカキンゴジカ。午前中の限られた時間しか咲きません。


アメリカキンゴジカは熱帯アメリカ原産の帰化植物。牧場の周辺、放棄畑、道端などの荒地に生育する1年草。(植物雑学事典「アメリカキンゴジカ Sida spinosa」)




アメリカキンゴジカの名前の由来は、まず午の刻(正午前後)に花を咲かせるゴジカ(午時花)という花があり(主に赤色で昼に開花し一日で萎むアオイ科)、それに似て?黄色の花をさかせるものにキンゴジカ(金午時花)と名付けられた花があります(アオイ科、原産地は東南アジア)。そこに原産とされるアメリカをつけたものです。( なかなかの植物ルーム「アメリカキンゴジカ Sida spinosa」を編集)




このキンゴジカの面白いところは 午前中の 1時間くらいしか花を開かないことです。
たとえば、9:30ごろ花を開くキンゴジカは 10:30過ぎるころには 花弁を閉じだします。
たとえば、11:00ころ 開いた花は 正午には閉じだします。




花弁は 左右非対称です。 これは閉じるとき閉じやすいようにスクリュー形をしているのではないかと思います。




おしべはたくさんあります(10~20個)。おしべの花糸は基部では合着し筒状になっているそうです。
アオイ科の「雄しべ筒」というヤツです (^^)/
そうすると めしべはどのように出ているか、大体想像がつきますね (^^♪




めしべの花柱は 雄しべ筒の中を貫通した先で 柱頭を5つに分けています。
小さな花なのに 花粉粒がくっきり大きく写ってます \(^o^)/



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