アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アレチウリ - 矢作川(岡崎市)

2019-09-06 16:46:04 | みんなの花図鑑

こんなのは、子供の頃には見なかったような?
とあるブログの方が言ってらっしゃいます。
私も 同意見です。





アレチウリは雌雄同株。同じつるに雄花と雌花が別々につきます。






まず、外側にある雄花が咲きます。






これも雄花です。どうも今は 雄性期のようですね。






これも 雄花です。中央に雄しべが一本だけ。花だけ見ると、雌花と区別がつきません。通常の両性花で 雌しべの位置に 雄しべがあるものですから。







そして これが 雌花。
雌花は十数個の花が集まって咲いていて くす玉のように咲きます。
雌しべは他の両性花と同じように 中央に立っています。柱頭は3つに分かれています。
(柱頭は3個 という表現も見られますが、私は 3裂しているように見えます)


イタドリ - 矢作川(岡崎市)

2019-09-05 18:10:31 | みんなの花図鑑

河川敷のイタドリ。タデ科ソバカズラ属の多年草です。今は 花の時期です。
学名:Fallopia japonica





小さな小さな花ですが、たくさん鈴なりに咲くので目立ちます。





イタドリは雌雄異株で、今回撮ったのは どうやら雄株のようです。





雄花は 雄しべが8本あるそうです。





正面から見ると イヌタデなどの花に似たところがあります。でも、横からみるとラッパ型をしていることが分かります。





タイタンビカス - 安城市EB

2019-09-05 11:29:26 | みんなの花図鑑

アメリカフヨウ と モミジアオイ の交配種です。
三重県津市の赤塚植物園が開発しました。





アメリカフヨウにそっくりなお花を咲かせます。モミジアオイの様に しっかりとした花弁です。






タイタンビカスは宿根草ですので、翌年にはまた芽が出て、花を咲かせます。






タイタンビカスはそのなりたちからフヨウと同じように雄しべが一つ一つ分かれていて、雌しべの柱頭は上向きに曲がり、先端は5裂しています。





葉はモミジアオイのようにギザギザがあります。




ヒレタゴボウ - 岡崎平野

2019-09-05 10:53:46 | みんなの花図鑑

こんなかわいい花が田んぼの中や畔にいっぱい咲いています。





水田雑草のヒレタゴボウは アカバナ科チョウジタデ属。
アカバナ科は ツキミソウの仲間やガウラやヤナギランなどが属しています。






同属のチョウジタデ同様、子房が長いのが特徴。






アシナガバチがやってきてる。花粉を食べるのだろうか? しかし雄しべ全体につかまっているので、これでは自家受粉に貢献しているだけだ。






花が萎むと、大きくて長い子房が目立ちます。





子房(=果実)の上についている4枚のヒレは萼片です。紅葉してキレイです。



ガガイモ - 矢作川(岡崎市)

2019-09-04 15:03:48 | みんなの花図鑑

ガガイモ。ガガイモ科という科に属していたが、APG分類体系ではキョウチクトウ科に含められている。






右肩上がりのつる性植物で茎を切ると白い液が出る。





ハナムグリがやってきています。ハナムグリは図体がでかいので受粉にはあまり役立っているようには見えません。蜜を舐めにやってくる虫を拒むことはできません。





こちらは アリがつぼみのところに来ています。アリはどうなのでしょう、受粉に寄与してるのかな?





ガガイモの葉は 里芋の葉を小さくしたような形をしていて、いかにも イモの仲間という感じがします。
どこがキョウチクトウの仲間なんでしょう(← 個人の感想です (◞‸◟))





アメリカキンゴジカ - 安城市EB

2019-09-04 13:19:32 | みんなの花図鑑

アメリカキンゴジカは熱帯アメリカ原産の帰化植物。牧場の周辺、放棄畑、道端などの荒地に生育する1年草。高さ1m近くにまで生長するが、多くは60cm程度。(岡山理大植物雑学事典「アメリカキンゴジカ」)

午前8:20~8:30の撮影です。




実は 前日、秋ソバの種まきを午前8:00から始めたのですが、そのときは気がつかなくて 種まきが終わって9:00過ぎに帰るとき「あっ、咲いてるな!」と気がついたのです。





ところが、帰宅して、カメラを持ってふたたび現場の畑に戻ったときにはすでにほとんど閉じていました(T_T)






アメリカキンゴジカは 一日のうち わずか一時間くらいしか花を咲かせない、変り者の花です。






アオイ科なんですが、花の作りも変わっています。アメリカキンゴジカの花弁は左右が非対称で、短くなった花弁の縁には腺毛があります。雄しべの花糸は合着し筒状になっていて、雌しべの花柱はその中を通って、柱頭を放射状に5方向に出しています。
花は萎むとき、花弁が内側にくるりと巻いて 雄しべを雌しべに強制的にこすりつけます。自家受粉をおこさせるのです。





イヌタデ - 安城市EB

2019-09-04 11:57:42 | みんなの花図鑑

タデ科の花は総じて小さく、よほど注意して見ないと気がつきません。イヌタデ(赤まんま)の花もそうです。つぼみと果実のときが赤っぽく、花穂が少し白いなと思ったら 花が咲いていたといった具合です。
こんな小さな花に来る虫はいるだろうかと思いきや、ちゃんとサイズに合わせた虫がやってきてます。






首尾よくおしべが 虫のボディーに接して花粉を付けています。






蚊の仲間も来ています。





こちらは 白花の赤まんま。さらに小さい虫が来訪しています。






虫の背より 雄しべの背のほうが高い!





さらに小さなアリも花弁から頭だけ出しています。花が巨大に見えます(^^ゞ






自然の営み・・・




センニンソウ - 矢作川(岡崎市)

2019-09-03 17:30:26 | みんなの花図鑑

矢作川河川敷のセンニンソウです。





面白いことに、去年までセンニンソウが咲いていた場所は 今年はガガイモに取って代られていました。






その代り、センニンソウのツルは 今年は手前の河川敷遊歩道沿いに移動してくれましたので、ノイバラかき分けながら接近する必要が無くなりました )^o^(





センニンソウは キンポウゲ科センニンソウ属。
学名は なんと Clematis terniflora(paniculata)





4枚の白い花弁のように見えるものは萼片で花弁はない(wiki「センニンソウ」)




タデ(ポリゴナム・アンプレキシカウレ)

2019-09-01 09:05:57 | みんなの花図鑑

デンパークのグラスウォークにあるんですが、デンパークさんに名前を聞いたら、回答は 「タデ」のひと言 (◞‸◟)





いやぁー タデ科ってことは咲き方から 分かりますよ (T_T)





ネットで検索していたら、分かった名前が「ポリゴナム・アンプレキシカウレ」(あるブログの記事





ちゃんと [デンパーク]と書いてあるから、同じものだろう。
学名は Polygonum amplexicaule

Polygonum は ヤナギタデ属
amplexicaule は 直訳させたら「抱茎の」の意、つまり 抱き葉 ということか。





こんな風に生えてます。