アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

イロハモミジ - 東公園

2022-11-20 06:00:05 | みんなの花図鑑
秋晴れの日、満を持して 東公園(岡崎市)に紅葉狩りに行ってきました。

イロハモミジ

下から見上げた紅葉。



コンデジの広角側で。



東公園のカエデがすべてイロハモミジであることは、以前、葉ではなく、翼果の形から判定しています。




北駐車場付近



以下、あしのべ池湖畔にて
























ハゼノキ

東駐車場近く









シキザクラ

広場にて









イチョウ

世尊寺にて









カキ?

動物園のゾウ舎(ふじ子)の上の山に 赤い点々がびっしり。



すこしズームで見て見ると、どうもカキのようです。



小さいから豆柿かな?







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ホトケノザ - 秋に咲く

2022-11-19 07:48:29 | みんなの花図鑑

シソ科のホトケノザの花期は通常 3~6月とされてますが、今は 秋にも咲きます。




ウサギの耳のような花冠の中に黒い粒々が見えますが、これが雄しべの葯(花粉を入れた袋)です。
一番右の花冠には 雄しべ以外の器官が見えてます(Y字型の器官)。




それが雌しべです。




雌しべは4本の雄しべの真ん中にあるのが通常だそうですが、例外はいくらでもあるようです。




よく似た野草に ヒメオドリコソウがあります。
野草を観察し始めたころは、帰化植物のヒメオドリコソウに 在来種のホトケノザが駆逐されるのではと心配でしたが、最近よく見るのは ホトケノザのほうです。いつも外来が強いとは限らないようです。





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河原のススキ - 安城台地

2022-11-18 06:00:06 | みんなの花図鑑
きょうは午前中に散歩に出かけました。
そして河原のススキに出会いました。


ススキは乾いた土地が好きなので、河原に生えてるならたいていはオギのほうなのですが・・・




実際に較べてみるとよく分かるのですが、オギの穂はもうちょっと長いです。




あと、オギの穂のほうがもちょっとモフモフ感がありますね



ただ、1か所から株立ちしているさまはススキの特徴ですね



実際、この川の下流に行けば オギの群落があります。




穂を拡大してみると、オギには無くて、ススキにだけあるものが見えてきます。







穂からツンツンと長い棘が出ています。これが 芒(のぎ)です。オギには芒(のぎ)がありません。これはススキです。




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ススキ - 安城台地

2022-11-17 06:00:08 | みんなの花図鑑
きのうは 矢作川に夕焼けのオギを撮りに行ったので、連動して、きょうは 夕焼けのススキを!と出かけたのですが、真っ黒な雲が出てきてまったく夕焼けは拝めませんでした。
しかたがないので、ずっと前の冬(2月)に撮った 枯れススキの画像をリバイバルでアップします。


これは 2017年の2月に安城台地で撮ったものです。




安城台地というのは岡崎平野の洪積台地の部分のことで、かつては一面のすすき野原でした。




台地といってもまっ平らではなく、浸食谷が樹状に入り組んでいて自転車で走ると意外に起伏があります。




このまえのオギのときにも触れましたが、オギは湿地が好きで、ススキは乾燥した土地が好きです。




ですから、このあたりでは オギに出会うには 矢作川の河原に行くのが一番近道で、ススキ狩りにいくには 安城台地を走るJR東海道線の土手が確実なのです。




しばらく良い天気には恵まれなさそうですね




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オギ の夕焼け - 矢作川

2022-11-16 06:00:09 | みんなの花図鑑
前回のタイトルは
 「オギ 夕焼け - 矢作川」
でした。その心は オギの夕焼けを撮りに行ったが、オギの夕焼けは撮れなかった、ということです。


今回はそのリトライです。少しだけ
 「オギ 夕焼け - 矢作川」
が撮れたと思います(自画自賛 ^^)
上の画像は 午後4時43分くらいの撮影。




これは午後4時23分ころの河川敷のオギの群れ。まだ夕焼けは始まってません。




そろそろ西の空が赤くなりだしました。いいポイントを求めて動き回ります。












以下、順不同で。




































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ハウチワカエデなど - 秋葉公園

2022-11-15 06:00:06 | みんなの花図鑑
最近、山里や街中の公園へ紅葉を写しに行くことがマイブームです。
今日は街中の公園です。


ハウチワカエデ

いろいろ撮ったのですが、まず最初はこのハウチワカエデ。
私の知るところでは、近隣の公園ではここにしかないカエデです。
(あとは飛びますが、高山陣屋にも)




西日に照らされて真っ赤に輝いています。




ハウチワカエデの葉は
・葉柄が葉身の半分以下と短い、
・葉柄が有毛、
・裂片の切れ込みが浅い
などの特徴があるそうです。



先日、彦左公園で見つけたコハウチワカエデと思われる葉と比べてみました。
(左)ハウチワカエデ 秋葉公園
 (右)コハウチワカエデ 彦左公園
コハウチワカエデの葉の大きさは よくみるイロハカエデとほぼ同じです。




何本か植栽されていて、このような色模様のハウチワカエデもあります。










ちなみに 花はこんな花 です。





トウカエデ

トウカエデも真っ赤に紅葉したのや・・・








黄葉に近いのもあるようです。

(左)大きな葉のトウカエデ (右)モミジバフウの葉



モミジバフウ

上に挙げたように真っ赤に紅葉したモミジバフウの葉が散策路に落ちていましたが・・



見上げて撮った背の高いモミジバフウの葉はまだ紅葉まじかといった感じです。





サルスベリ









百日紅の木の手前に、まだ黄緑の葉が見えます。
それが・・・


エノキ

エノキです。エノキの実は(小さいですが)食べられます。




ケヤキ

公園の木はすべての木に陽が当たるように適当な間隔をとって植栽されているので、日が差すときれいに燃え上がります。
















サクラ

あまり自信は無いのですが、サクラだと思います。



勘違いしていたら、教えてください。




ナンキンハゼ

秋葉公園で今いちばん目立つ木はこのナンキンハゼです。




遊具広場に植わっているナンキンハゼがいちばん撮りやすい !(^^)!
















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オギ と夕焼け - 矢作川

2022-11-14 06:00:06 | みんなの花図鑑

彦左公園に紅葉狩りに行った帰り、矢作川の美矢井橋から見た河川敷のオギが夕陽を浴びてキレイだったので、翌日、自転車で行ってきました。
真っ先にチガヤ?の草紅葉が迎えてくれました !(^^)!




ススキのように見えますが、オギです。




オギは湿気のあるところが好きで、ススキは内陸の比較的乾いたところが好きです。




オギに芒(のぎ)なし (ススキに芒あり)




オギは1本1本離れて生えています。ススキは同じ場所で株立ちします。









コセンダングサでしょうか?




ヨシ(葦あし)ですね




「人間は一本の葦にすぎない。自然のなかでもっとも弱いものである。だが、それは考える葦である・・・」
人間の尊厳とかと同じ精神ですね
でも・・・ ヒトは仲間を殺す動物でもあります




目的のオギです。




夕焼けに光る姿を写したかったのですが、陽がほとんど堤防に隠れてしまいました。








飛行機雲がキレイです



もう一枚





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ナツヅタ、ヌルデ - 彦左公園

2022-11-13 06:00:05 | みんなの花図鑑
幸田町の彦左公園でみた紅葉など、第3回です。これにて最終回といたします。


ナツヅタ

ナツヅタの紅葉もキレイですね。



一枚目とは種類の違うツタです。









ナツヅタはブドウ科です。






ヌルデ

ヌルデはウルシ科の樹木です。
真っ赤に紅葉するとこれもキレイです。



葉とともに 果実も色づいています。



ウルシ科ですが、触ってもめったにかぶれることは無いようです。



ヌルデの特徴は サワグルミシナサワグルミの特徴と同じで、葉と葉の間の葉軸に翼があります。



「果実が熟してくると白い物質を分泌し果実を包んでしまうが、この成分はリンゴ酸カルシウムで酸味のある塩辛い味がする。山歩きに疲れたときに舐めると幾分の疲労回復になると聞いたことがある。」(だんじりのまち大阪府岸和田市の樹木図鑑「ヌルデ」より)





ヤイトバナ

ヤマノイモのツルかと思ったら、ヤイトバナでした。



果実がメタリックに輝いています。



なぜかというと、ヤイトバナの果皮はもともと萼片でそれが子房の成長とともに子房を覆ってしまったのです。












一昨年の今日
ハグマノキ - スモークツリー
ハグマノキの名前より、スモークツリーとか「煙の木」のほうがよく使われている気がします。春の新芽のときも このような赤い色をしています。そういえば 「カスミノ......








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イロハカエデ、コハウチワカエデ - 彦左公園

2022-11-12 06:00:10 | みんなの花図鑑
きのうにつづき、里山の公園のスナップです。きょうはカエデを。
彦左公園というのは 幸田町坂崎地区のため池周辺を周囲の工業団地化の際に公園として整備したものです。
池の右岸はかつてはアカマツ林の松茸山でした。

イロハカエデ(イロハモミジ)



















コハウチワカエデ

これは 本当の名前が分かりません。



ただイロハカエデのような葉ではなく、葉の切れ間の数が多いのでハウチワカエデの系統と判断しました。




ただし、ハウチワカエデは葉が大きいので、それの小型版の コハウチワカエデ と考えました。

(左)ハウチワカエデ  (右)コハウチワカエデ







イソノキ

カエデ属ではないのですが、カエデの木の下にありましたので、ついでに・・・



イソノキは「イソノキは本州から九州、朝鮮・中国に分布する落葉の小高木で、」「果実は緑から赤に、やがて紅紫黒色に熟すが、赤い色の時期が長い。」(植物雑学事典「イソノキ」より)
イソノキはクロウメモドキ科 クロウメモドキ属の樹です。




去年のきのう
カイノキ、ピスタチオ - ウルシ科
見出し画像は 2018-11-29のカイノキの黄葉です。カイノキは、直角に枝分かれすることや小葉がきれいに揃っていることから、楷書にちなんで名付けられた(wiki「カイノ......




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