うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

トータル

2010年08月14日 | 忘れかけていたこと
「トータルって何ですか」「合計だよ」
合計計算欄のことだったので、それはそれでよかった。
しかし、こういうやりとりが頭にこびりついていると、ものごとを判断するとき狭い範囲にしか考えが及ばない。

Excel には SUBTOTAL という便利な関数があって、部分ごとの小計を出しておいて全体の合計を出す場合でも、小計を拾い集めてその合計を計算するという面倒なことはいらない。
1列に個別データも小計もずらっと並べておいて始めからしまいまで一括範囲指定して合計を出すことができるのだ。

この計算に部分の平均値が欲しくなったら、その結果も同じ列に入り込ませることができるのだろうか。
AVERAGE 関数のセルを入れてみたらやはりダメ。
平均値を出すセルを別の列に分けることならすぐ思いつくけれども、それではいかにも芸がない。

Web は便利なもので、 SUBTOTAL 関数の使い方で、指定した範囲全体の合計、データの数、最大、最小など11種類の答えを用意してくれることを教えてくれた。
   ↓
http://exinfo.biz/func/func_subtotal.shtml

さらによく読むと、指定範囲全体の合計を出すとき、その中にあるデータから SUBTOTAL 関数で計算されている値は除けて計算されるのだった。
同じ列でまぜこぜにしても、 SUBTOTAL 関数という名札のついたものは取り除いて計算されるのだ。

トータルは「合計」ではなく「全体」だったのだ。
はじめのひとことの説明は、なるべく簡単にと思っても、その場だけに合う間に合わせではいけないのだった。
「即答するバカ(梶原しげる著)」という本があるが、即答されてバカになることもある。気をつけよう。