Google に「もっと見る」というメニューがある。それを「さらにもっと」と探っていくと、これだけのことができるぞと30余りの項目が並ぶ。
気取ったレストランのメニューはわかりにくく、ファミレスのメニューには絵のくど過ぎるのが多いが、このメニューは、アイコンの図柄も文字とのバランスも巧くできている。
数が多いので、まだ全部ひろげてみてはいない。
いちばんはじめの、鐘のマークのついた「アラート」を覗いてみる。
「アラート」と名付けてあっても、パソコンで操作をやりそこなったときに「ピン・」と鳴る「ナンカオカシイヨ」の意味をもった警鐘とはややおもむきが違う。
ここでは、検索キーワードを指定すると、それに一致するウェブページ、ニュース記事、ブログなどが現れる。
登録しておくと、新しい検索結果が見つかったとき、その都度でも、1日1回でも、1週間に1回でも、指定しておいたとおりにメールが送られてくる。
こういう情報は、特に関心のあるものに限っておかないと、メールがたびたびやってきてうるさいことになる。
ネットに限らず、メディアの情報は、真偽五分五分ぐらいに見聞きしてちょうどよいと思っている。
そうしないと、意識の流れには逆らえず、いつの間にか正体の見えない手によるコントロールの対象に巻き込まれることになる。むやみに入り口を広げておくと、かえってボケが進むかもしれない。
そういうわけで、さしあたり突き詰めようということのないいま、まだ[アラートの作成]ボタンを押す気にはなっていない。