BALSA666のお魚生活

魚好きのbalsaさんの魚に関する様々なことを紹介していきます。

さよなら猫屋さん

2015-01-29 16:19:00 | アクアショップ
 もう、多くの怪魚マニアの方はご存知でしょうが、アクアキャットさんが2月15日で閉店されます。


 私も最近は、水槽が一杯ということもあり、以前のように頻繁にショップに行ったりHPをチェックしたりしなくなっておりましたので、24日に猫屋さんに行った時「えらい、魚が少ないな~、まさか辞めへんよな?」とは思ったのですが、「きっと、もうすぐ入荷が有るから水槽を空けてるんやろう」とお店を後にしました。


 ところが、先日、HPをチェックしたら、閉店のお知らせが!!


 ええぇっ~!!



 ショックです、、、、、。


 てなわけで、一昨日、おっちゃんにお別れの挨拶に行ってきました、、、。


 閉店セールで50%OFFということもあり、かなり魚は減っておりました。


 その中から数種のレアカラシンを選んで、掬ってもらってから、おっちゃんと話しました。




 おっちゃんは、元々、若い頃に九州で熱帯魚屋をやっていたそうです。


 その後、大阪に出てきて、不動産屋に勤め、そこそこの地位までいったそうですが、バブルの崩壊で会社は黒字倒産。


 それで、どうせなら、自分の好きなことをやろうと「アクアキャット」を平成5年に立ち上げたそうです。


 以来、「アジアアロワナを売らない怪魚専門店」という特異な分野で南米直輸入に特化し、独自のルートを開発して、普通では手に入らない珍しい魚を私達に提供してきてくれました。



 私はアクアキャットさんの開店の頃は知らないのですが、6~7年前から通うようになり、特にパクーにハマった時期には、かなりの頻度でおじゃましておりました。


 店に行くと、おっちゃんは奥で、けっこうなボリュームのBGMの中、うつ伏せで眠ってて、私に気が付いてもペコッと会釈するだけ。


 暫く魚を見てから、おっちゃんに話しかけると始めはダルそうに話すのですが、会話がマニアックになってくると、ドンドンとペースが上がってきて、ニコニコしながら色んな話をしてもらったものです。


 特に私の好きなパクーやレポリヌス、その他の中大型南米カラシンは猫屋さん以外では話が出来る店員は本当に少なく、貴重な情報を沢山、教えていただきました。


 しかし、おっちゃんも寄る年波と腰痛には限界だったようです。


 たしかに、熱帯魚ショップの仕事は、水の入った重いビニール袋を持ち上げたり、水槽磨き、濾過槽掃除など腰に負担の掛かる重労働です。


 そして、南米便が入った日などは徹夜で水合わせなどの作業をしていたようで、本当に大変な仕事だった思います。


 一昨日、おっちゃんは「そんなこんなで、22年、私が、この店を日本一の店にしてきました!!」と、やりきった感で一杯の良い笑顔でした!!


 おっちゃん、長い間、本当にご苦労様でした、そして、沢山の珍しい魚に会わせてくれて、ありがとうございました!!








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