BALSA666のお魚生活

魚好きのbalsaさんの魚に関する様々なことを紹介していきます。

EMERGENCY 2

2011-03-16 11:16:00 | 飼育
 まず、今回の災害で命を落とされた方々に心よりご冥福申し上げます。

 また、深刻な被害を受けられました方々の少しでも早い復興をお祈り申し上げます。

 私も募金等、出来る限りのことはさせて頂きますので、どうか、頑張ってください。

 今、日本中の人が私と同じ気持ちでいると思います。

 関西も阪神大震災から復興を遂げました。

 必ず、今回のことは乗り越えることができますので、どうか、負けないでください。


 そんな中ですが、私の出来ることの一つは熱帯魚関係のことで何か参考になりそうなことを発信することと考え、今後もなにか、思いついた時には紹介していこうと思います。

 「こんな時に不謹慎な」という意見もあるのは承知ですが、実際に停電が迫っている方には深刻な問題だと思いますので、ご了承ください。

 

 さて、昨夜には静岡でも岐阜県下呂でも地震もあり、今、日本はどこにいても地震、停電の可能性が高まってきているように思います。

 そこで、今回は関東で実施されます3時間の輪番停電が継続される状況下に置いての飼育対策を考察してみます。

◇水温について

 関東ではしばらく、3時間の輪番停電が実施されますが、そのような状況下に置いての水温の設定温度は魚の種類によりますが、その魚の飼育可能な範囲でなるべく低い温度まで時間をかけて下げる方がいいと思います。

 これは、魚に水温の変化によるストレスをなるべくかけない為と節電の両方に有効なことです。

 例えば、私の場合、パクー水槽は、大きく育てたいので、普段は28℃~30℃で飼育していますが、24℃くらいなら問題がありませんので時間をかけて落としていきます。

 急に水温を下げますと調子を崩したり、白点病が発生したりしますので一日で2℃くらい下げるのが良いのでは?と思います。

 具体的に言うと、朝の10時に2℃下げたら、次に2℃下げる設定をするのは次の朝の10時といった感じです。

 そして、停電が始まりましたら、水槽の側面、前面、出来れば蓋の上にも発砲板で囲い保温をします。

 その時に前面の一部を開閉出来るように加工しておけば、中の様子を確認するのに便利です。

 また、普段は蓋をしない飼育スタイルの方は気化熱による水温低下を押さえる為にも停電時は蓋をするべきだと考えます。


◇餌について

 停電している間はエアレーションが有っても濾過は動いていない場合がほとんどだと思いますので水質の維持が難しくなるのと、水温を下げた為に、魚の代謝が下がりますので、餌はなるべく少なめにするべきです。

 特にアフリカン シクリッドやパクー等、消化器系が弱い傾向の魚は低水温時に餌を多く与えると腹水病や突然死を起こす可能性が高まります。

 もし、食べるのであれば、金魚の餌を与えるのは有効と考えます。

 金魚には胃袋が有りませんので、基本的に金魚の餌は消化の良い餌が多いのです。

 過去(20年くらい前)に私の友人二人はアフリカン シクリッドの突然死に悩まされていましたが、キョーリン:ランチュウベビーゴールドのみの飼育スタイルに変えたら突然死がほとんど無くなったそうです。

 当然ですが、この期間は冷凍ワカサギのような水を汚しやすい餌は控えるべきですね。


◇エアレーションについて

 今回の停電で小型水槽で飼育をされている方は電池式のポンプでのエアレーションを考えている方が多いと思いますが、水温の変化は、小さい水槽の方が激しいのです。

 水槽に入っている魚の状況によりますが、エアレーションの必要が無い程度の飼育スタイルであれば、水温の低下を助長するエアレーションはしない方が良いと思います。

 もし、魚が水面で口をパクパクしだしたら、それは酸欠ですので、エアーストーンを底まで沈めずに中層くらいに沈めてエアレーションすれば水温の低下は押さえられると思います。

 また、エアーストーンを使う代わりに水作エイトのような投げ込み式フィルターを使うのは有効で、思いのほか強力な濾過能力を発揮します。

 もちろん、普段から使って、十分に濾過細菌を育てておくと更に強力ですが、新品でもけっこう効きますので試してみる価値はあると思います。

 また、エビは酸欠に弱い種が多く、落ちた後に著しく水質を悪化しますので、注意が必要です。


◇水換えについて

 普段よりも水温を下げて、餌を少なくしますので、魚の体力は当然落ちてきます。

 そこで、普段と同じように水換え行うことは、やはり、魚にストレスを与えると考えられますので、この期間の水換えに関しましては、少量をこまめに行うべきと思います。

 具体的には、普段、一週間に一回、2分の1の換水をしていたならば、4日に一回、5分の1くらいの換水で充分だと思います。
 

※今回も、何かお気付きの点、有効な方法、反対意見等ありましたら遠慮なくコメントでお知らせください。


 種々、書きましたが、関東以東では、飲料水をはじめ、あらゆる物が品薄だそうですが、関西ですら、単一電池は入手しずらい状況になってきています。

 今後、様々な不自由なことが発生したり、深刻な状況が明らかになっていくと思いますが、悲嘆に暮れているだけでは日本全体が沈んでしまいます。

 今回、幸いにも被害を受けなかった私達が、なんとか元気をだして、出来る限りの復興へのお手伝いをしていくことが本当に大切なことと思いますので、皆で団結してこの大災害を乗り越えていきたいと決意しております。




EMERGENCY

2011-03-13 11:09:00 | 飼育
 今回の地震で、私達の趣味である熱帯魚飼育がいかに停電で致命的な打撃を受けるのかと、改めて考えさせられました。

 「人の命がかかっている時に、何を呑気なことを」と、思われる方もいらっしゃるとは思いますが、私が思いついた緊急対策を紹介します。


 まず、長期の停電に付いては、ガソリン式の発電機などで対応するしか無いと思いますが、これは、かなり高価でしょうし、混合ガソリン等の管理も難しいので、今回は割愛させていただきます。

 それで、1日間くらいの停電であるならなんとか持たせる方法を考えました。

 実際に停電になった時に魚にとって早急にダメージになるのが酸欠です。

 小規模の飼育であるなら、電池式のポンプで対応できますが、私ぐらいの規模での飼育をしていると、電池ポンプでは、全く話になりません。

 そこで、わたしの場合なら、餌をいっさい与えずに、エアポンプである “ブロアー” だけでも動かすことができれば恐らく、数日間は最小限の被害で済ませられると思いました。

 では、どのようにして、ブロアーを動かすのかというと、車に使われるバッテリーを電源に使う方法です。

 車用のバッテリーはDC12Vという方式でそのままでは家庭用のAC100Vには使えません。

 そこで、オートバックス等に行くとDC12Vの電気を家庭用のAC100Vに変換する機械を入手することが出来ると思います。






 これは、もう20年くらい前にアウトドア用に入手したCellsterというメーカーのAD=DC INVERTER DAT130という商品ですが、車のシガライターソケットからの電気を家庭用電気に変換して2口のコンセントから家電を動かすことができます。

 このシガライターの部分を切断し、バッテリー端子用の保護ゴムのついたはさみ型の端子に改造すれば、バッテリーから直接電気をとることができると思います。(まだやっていない!!)

 バッテリーへの充電は以前、バス釣りをしていた時にエレキモーター用のバッテリーに逆に家庭用コンセントから充電のできる充電器がありましたので、そういったものを探せばおそらく入手は可能だと思います。

 バッテリーの価格は、かなりの幅があり、高価なトラック用などのものを一つにするのか、一番良く使われているタイプのバッテリーを複数持っておくのかの選択がありますが、大型バッテリーは非常に重く、高価なので、私はリーズナブルな価格のものを3個ほど買っておこうかなと考えています。

 また、新品のバッテリーは充電がMAXでないこともありますので、確認の必要があると思います。


 それと、もう一つ、用意しておいた方がいいと感じた物は石油ストーブです。

 それも、今、主流であるコンセントの必要な熱風式のものではなく、昔からある、単一電池又はマッチで点火できる石油ストーブです。

 阪神大震災の時には、私も被災し、家は暫く停電しました。

 真っ暗で非常に寒かったので当時、大学生だった私は同居していた祖母と母と明るくなるまでは車でラジオを聞きながら過ごし、明るくなってから家に入りましたが、寒くてしかたなかったので、布団にくるまっていました。

 幸いにも、その時は比較的に早く我家は電気が通じましたが、いざと言う時には昔式の石油ストーブが有るとお湯も沸かせますし、あれば非常に重宝しそうです。

 もちろんですが、余震の有る間には使えませんし、もし、余震がおこって倒れてしまった時用に、消化器も手元に置いておくべきですね。

 天災は本当にいつおこるか分かりませんし、家が倒壊するほどの被害になってしまえばどうしようもありませんが、それでも、この、装備を、用意しておけば私達にとっては貴重な熱帯魚達を守ることが出来るかもしれません。

 あと、気になることですが、関東方面では地域別で一日に3時間の停電をしばらく実施すると聞きました。

 魚にとってはその3時間が命取りになります。

 今回の記事が、もし参考になるのなら、これほど嬉しいことはありませんので、この記事に関しましてはどんどん、勝手に紹介してください。

 また、もっと、有効な手段がありましたら、是非、教えてください。


※追記:3/14 コメント欄に「じい」さんより、情報が入っておりますので、是非、ご覧ください。

う~ん、、、。

2011-03-11 11:53:00 | 南米ナマズ
 某ブログにどう見ても、ただの奇形としか思えないナマズが2種、「大変に珍しい」みたいな感じで掲載されてます。

 私の意見ですが、私は、もともとショートボディーも含めての奇形や人工的な交配によるハイブリットが好きじゃありませんが、少なくとも、そうゆう魚が好きな人を否定する気はありません。

 が、しかし、少なくとも、それらの魚が販売される時には例えば “レッドテール タイガー” や “フラワーホーン” のように何と何のハイブリットであるとかその正体ははっきりさせている場合がほとんどだと思います。

 今回のはバンピラか何かの奇形でしょうが、なんか、ニュアンス的に「非常に珍しい、正体不明のナマズ」みたいな紹介の仕方には凄い違和感を覚えました。

 私としては、奇形の生まれるアマゾンの環境汚染の方が気になり、その辺りを訴えて「こんな奇形が採れました。アマゾンの自然をなんとか守らなければ!!」って紹介なら賛同しますが、奇形の魚を高く売ろうという姿勢は理解出来ません。

 なんか、氏が普段に言っている「自分は本当の魚好きだ!!」って主張が信じられなくなりました。

 今回の意見はあくまでも私個人の考え方ですので、反対意見も多くあるとは思いますので「それはおかしい」って意見がありましたら、遠慮なくお聞かせください。




アマゾン紀行

2011-03-09 13:15:00 | 釣り、採集
 今回は、私の二回目のアマゾン紀行の紹介です!!


 それは、私が大学1回生の時でした。 

 私の幼なじみの伯父さんにあたる方がおられました。

 その方は建築系の自営業を営んでおられたのですが「将来、アマゾンからの熱帯魚を輸入する仕事をしたい」と言い出しまして、自宅の車庫を改造し、アングル台を組んで1200水槽を大量にセットしてしまいました。

 そして「とりあえず、1回、アマゾンに行ってみたい!!それで、行くからには、魚も持って帰りたい!!」と言い出したのでした!!

 その幼なじみも私の影響で熱帯魚は飼っていたのですが、それほど、詳しくなかったので「俺の友人に詳しいヤツがいる」ってことで、私が紹介されました。

 当時、私は熱帯魚屋さんでアルバイトしていたこともあり、夏休みの期間を利用して「魚の仕入を任したいので、是非、一緒にアマゾンに行って欲しい」と依頼されたのでした!!

 なんという、ラッキー!!もちろん、二つ返事で快諾し、かくして二度目のアマゾン紀行となったのでした!!


 しかし、今から考えたら、かなりの無茶でしたね~。

 なんせ、ブラジルには私が一回目のブラジル旅行でお世話になったサンパウロ在住の方ぐらいしかつてがなく、もちろん、シッパーもなんにもわからない状態でとりあえず、アマゾンまで行ってしまったのだから、、、。

 それで、まず、サンパウロまで行って、そこでマナウスで通訳をしてくれるガイドを手配し、その後、マナウス入りし、ガイドさんと落ち合ってからシッパーの情報を集めるという、手探り状態での旅でした。

 幸いにも、非常に良いシッパーさんに辿り着くことができ、結果的にはかなりの量の魚を大阪まで送ってもらうことはできました。

 今回はその旅で出会った魚たちを紹介します。

 まずは、マナウスに着いて、定番のフィッシュ マーケットに行きました。



 シルバーアロワナにコロソマです!コロソマはめちゃめちゃ美味しくて、感動しました!



 アストロとアイスポットです。アストロは食べませんでしたが、アイスポットはフライ定食の定番で、ちょっと凍っているほど冷えたブラジルビールを飲みながら、良く食べました!


 そして、これまた定番の “アマゾン ツアー” にも行って来ました。



 何の木かは知りませんが、とんでもなく太い木ですが、増水時には上の線まで水位が上がるそうです。






 トローリングで釣れたアイスポット2種 美しいです!!キャスティングしたかったのですが、させてもらえませんでした(涙




 インディオの家でちょっと釣りをさせてもらい仕留めたオキシドラスです!!



 フェスティバム



 シルバーブリコン


 別の日にキャスティングさせてもらいました。



 シャドラップ ラパラでドラド カショーロ!



 小さいながらもアイスポット!



 そして、シッパーのストック場です。

 名前は忘れてしまいましたが、ドイツ系の方が経営されていて、私が、魚を見て大騒ぎしているのが凄く気に入ってくれて「今度は一人で来い! 一緒に魚を捕りに行こう! 一週間かけて河を遡って、一週間かけて魚を採り、一週間かけて帰って来るんだ!」と誘っていただきました! 行きたいな~!!



 ゴールドエッジ マグナム プレコ!! 極美です!!



 インペ!!



 ウルスカ!!



 ポルカ!!

 これらの魚は、当時、まだ日本に紹介されたばかりで、日本では目にすることも、そんなに多くない時代でしたので、そんな、レアな魚が山ほど居たのには驚きでした!

 マナウスに滞在したのは、一週間くらいだったと思いますが、本当に楽しい思いをさせていただきました。

 また、いつか、必ずアマゾンには行かなきゃならんな と思う、今日この頃です。




八尾バンピラ

2011-03-07 18:16:00 | 南米ナマズ
 昨年の6月に某八尾店より、うちに来ましたバンピラです!





 当時は “バンピラ” についてよく分からない事が多くて、この個体に関しては、「フラッシュのように将来は黄色くなる」ことを期待して導入した個体です。

 詳しくは↓

http://cat.ap.teacup.com/amazon/34.html


 「普通のバンピラとして販売されている個体の中にフラッシュのようになる個体が混じっているのか?」ってことが私の中でのテーマでしたが、結果はご覧の通りで、やっぱり、混じってるようですね(笑








 この個体も暗くなると体色がかなり、薄くなる時があります。

 うちには、現在、4匹のバンピラ系がいますが、こいつだけは頑に生餌しか食べません。うちで生餌オンリーはこいつとゴスリニアだけです、、、。


 他の3匹もだいたい同じくらいのサイズになってきていますが、同種間はかなり激しくヤリ合い、4匹を1800水槽に入れていたら皆、ボロボロになりましたので、現在は2.1.1で水槽を分けました。

 他のバンピラもそのうちに成長過程を報告します!!