私くらいの年代の方で、開高健さんの「オーパ」に影響を受けて、熱帯魚、釣り、アマゾンにハマった人って、けっこう多いのではないでしょうか?
その「オーパ」の中でも私の中で衝撃的だったのは黄金の魚
ドラドでした!!
初めてドラドの生体を見たのは20年以上前で、東三国のアフリカがまだ前の店舗だった時で、1800くらいの水槽に30cmほどのドラドが悠々と泳いでいました。
最初はとんでもない価格だったドラドですが、その後どんどんと価格低下が進み、近年では小学生でもちょっとお金を貯めれば買えるくらいの値段になりましたが、私はドラドには手を出しませんでした。
私が憧れの魚であるのにドラドに手を出さなかったのは、成魚のサイズもありますが、やはり「ドラドは非常に気性が荒い」との情報から、混泳は難しいと思っていたからでした。
しかし、何人かのブログを見ていると40cmくらいになってもアイスポットやアロワナ等と混泳が上手くいく場合もあることが分かり、無性にドラドを飼育したくなりました!!
ドラドは現在、4種が記載されており、パンタナルに生息する一番一般的なラプラタ ドラド(サルミヌス・マキシロッサス)、サン・フランシスコ川に生息するサンフランシスコ・ドラード(サルミヌス・フランシスカヌス)、ラプラタ水系、サン・フランシスコ水系、アマゾン水系の渓流部に生息するというヒラリー・ドラード(サルミヌス・ヒラリー)、そしてコロンビアのアンデス山脈を流れるマグダレーナ川やアマゾン・マディラ川等に生息するアフィニス・ドラード(サルミヌス・アフィニス)の4種です。
はじめ、ペルーから時折輸入されることがあるというアフィニス・ドラードが欲しかったのですが、かなりレアっぽいですので入手は困難と思い断念しました。
アフィニス・ドラードは通称アイシャドウ・ドラドと呼ばれ、サイズも小さめで、眼球の後方には黒いラインが入り私が見た画像では各鰭が非常に美しく発色していました。
「ドラド ドラド ドラド」って考えているとパクー友達より「イエロー・コロソマが某大阪店に入ってますよ!!」との電話がありました。
イエロー・コロソマも気になるし、仕事の後、佐野さん経由で某大阪店に向かいました。
佐野さんにもドラドがいたのですが、引取個体のようで、背鰭が歪んでいたのと値段が折り合わずにパスして某大阪店へ、2匹のイエロー・コロソマもかなりかっこ良かったのですが、頭の中は「ドラド ドラド」とドラドが回っています。
「今、ドラドはいないの?」「ドラドですか?いますよ」見せてもらうと18cmくらいの綺麗なドラドが泳いでいました!!!!
聞けばこちらも引取個体で、詳しいことは分かりませんでしたが、尻びれの赤色の発色も美しく、値段も激安!!
おとひめをあげてもらうと「パクッ!!」と食べるではないですか!!
そんな訳で、魚生活初のドラドをお持ち帰りしました!
ラプラタ ドラド(サルミヌス・マキシロッサス)
1800パクー水槽に導入しました。
気性の荒さは気になるところですが、いまのところ混泳魚の方がサイズが大きいからかドラドの方がビビっている感じです。
今後の成長が非常に楽しみな一匹です!!