BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

ネバーランド

2008-03-06 22:41:30 | 映画・TV・観劇
ジョニーデップ主演の映画です。
人に勧められ、先日レンタルで借りたので見ました。
スランプ中のある劇作家が一人で4人の子供を育てる若き母親とその息子たちとの交流を通して、あのピーターパンというお話を誕生させる物語。最近のジョニーにしてはめずらしく、コスプレっぽくない格好の普通の映画。
スウィーニ-トッドやパイレーツ・オブカリビアン、チャーリーとチョコレート工場など、奇抜な格好なイメージが強いためか、最初は拍子抜けしたものの、やっぱりかっこいいです。
イギリス風の英語も格好も素敵です。
母親役のケイトもなかなかよかったです。ケイトの母親はジェームズ(ジョニーデップ)が好きではなく、そのやりとりもなんだかむかついたりしたのですが、最後ケイトが居なくなってからは、快く迎えるようになって。
まぁ、わからなくもないです。ジェームズはちゃんとメアリーという奥さんが居ましたしね。ジェームズとメアリーの夫婦関係もなんか複雑でした。メアリーがちょっとかわいそうだったなぁ。
あの4人の子供たちとの日々がなかったらピーターパンは生まれなかった。
ピーターパンの劇は初めは貴族の大人たちには奇抜なものに見えたのだったけど、そのうち大成功を収めるようになる。何より見に来た子供達が喜ぶのだ。
そしてあの4人の子供達。
ピーターパンは大人にならない少年だけど、このお話の中で子供たちはそれぞれ成長していく。最後には病気の母を心配したり、気使ったり、ほのぼのとゆったりしたお話ながらも最後のほうはジンワリきました。
病気の母親のために特別に家でピーターパンを上映する。そこは特別な舞台でもなんでもないのに、母子達にとってはまさにそこがネバーランドに変身する。そして物語の終わりとともに、今度は母親が本当にネバーランドに旅立ってしまった。。。
そういえばこの映画の監督さんは「ショコラ」を作った人です。ショコラもたしかジョニーデップ出てたよね。あれもまたのんびりしてて不思議な雰囲気のある映画だったので、この映画の雰囲気も同じにおいがします。
ジョニーデップが犬と公園でダンスするシーンがよかった。
そして子供たちと探検ごっこで海賊になる。ジャック・スパロウそのまんまのジョニーが面白かった。
ちょこっとダスティホフマンが主演しててダンディでかっこいいです。