紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ベランダ立入り禁止。

2008-08-11 22:03:33 | 季節
 ブログのデザインを今頃夏バージョンに変えてみました。また、涼しげな季節になったらもどしてみるつもりではあります。自分では、わりかし気に入っています。

 さて、洗濯物は狸亭のベランダで干すというランドリー生活であるが、いかんせん、本日よりそれが不可能になった。

 なぜか。ペンキ塗りたてでも、キケン箇所発見でも、修理中でもない。

 それは毛虫の大量発生という恐るべき事態が突如もちあがったからなのだ。

 ベランダの横手に柿の木があり、すでに柿の葉は壊滅状態で、葉脈のみを残したレース状になっている。食料を食い尽くした毛虫たちは、まるで一昔前のホラー映画のように、あちこちに移動をした。あるものたちは、柿の下草を。あるものたちは何と蜘蛛の巣を伝って!ベランダに。どこかの国の軍隊のように、断りも無く好き勝手に領土を広げているのだ。ベランダに彼らの欲するようなものは、なにもないのにである。

 なぜかベランダの折りたたみ式チェアーがお気に入りらしく、びっしりと椅子にくつろいでいた。なぜか二階の梁もお気に入りのようで、ときにはH氏の頭にャgリと落っこちて、彼を(物語しょっぱなのメロスのように)激怒させていた。そして、なぜか広げて干したバスタオルが大変人気があり、毛虫はがしにおそろしく時間を費やしてしまった!

 この貪欲なやつらに、神様、バチをお与え下さい! と思わず呪いの言葉を吐いてしまうのであった。

ガツン、とやられた。

2008-08-10 23:57:24 | たべもの
 昨日辺りから、ふと日差しが緩めになってきた。夕方職場を出る時の、アスファルトの照り返しも、ずいぶん和らいで来た。蝉の亡骸が転がっているのも、蝉の羽が落ちているのも、よく見かけるようになった。暑さのピーク、夏の盛りがようやく下降線を描いているのかも知れない。

 しかしこの、お昼ご飯を食べるのさえ億劫になるほどの暑さ、皆様はどのような対策をたてられましたでしょうか? 

 私は、シャーベット系のアイスで、一服の涼風を呼び込んだ。二週間前までは、セブンイレブンの『柚子シャーベット』(100円)が、私の中で、「涼風」トップの地位を揺るぎないものとしていた。

 スーパーでは、本場高知県の柚子シャーベットも販売されていたので、それも買ってはみたものの、ベタベタ感とくどい感じ、それに高額のため(少なくとも100円ではなかった)あえなくリタイアを余儀なくされ、セブンイレブンの『柚子シャーベット』は2008年の私の「涼風」アイスとして、不動の地位を得たかに思えた。

 ところが、ふとスーパーの「ご当地アイス・コーナー」の隣にみかん味の棒付キャンデー(箱入り/5個)を発見。そのとき、たまたま「みかん味」というものに激しく飢えていたので、即買い。それでも心の渇望は満たされず、オレンジジュースも購入したくらい、みかん味というものを激しく求めていたのだった。

 それが私の『ガツン、とみかん』との出会いだったのである。巷で大人気の『ガリガリ君』を、なぜか買った事の無い私には、『赤城乳業』との邂逅のときでもあった。

 これが私の琴線に触れてしまったのだ。あくまで爽やか。あくまであっさり。なのに「おもいっきり、みかん」な感じ。しかもクールなシャリシャリ感が、いっとき暑さを忘れさせてくれる。正直に言おう。これはもう、琴線に触れる、どころか、こころもからだも持って行かれた感じなのだ。ガツン、とお願い、な感じ。ガツン、となすがまま。アブナイほどに、してやられた。アル中とかヤク中の気持ちがすこしばかりはいっていたかもしれない。

 そして先日、ガツンとしてやられたのは、私だけではない事に気付いた。なんとアイスをほぼ口にしない、氷のみをほおばっている、うちのおばあちゃんが、姉妹品『ガツン、とピーチ』をいそいそと開けているではないか!! あの、食べ物に関しては好き嫌いの激しいおばあちゃんの手が付くとは、恐るべき吸引力である。

 もう私は一生あなたと共に人生を歩きます(少なくとも夏場は!)というくらい惚れ込んだ『ガツン、とみかん』。ぜひ一度お試し下さい。

ホッキーファミリーふたたび。

2008-08-09 23:39:47 | 読書
 あの愉快でたのしい、ちょっとブラックなホッキーファミリーが、なんと10年ぶりに私たちの前に姿を現した(といっても出版されたのは2005年なんだけど)。ホッキーファミリーの2作目『たのしいホッキーファミリー、いなかへいく』である。彼らは1年前に、田舎に引っ越したそうなのだ。

 今日私が配架作業をしているとき、あの懐かしい面々に遭遇し、大興奮! 田舎に行っても相変わらずのホッキーファミリーである。どんな困難も乗り越え、肥やしにして、「たのしんで」「笑って」しまう。というのを、いともビターかつドライに描かれている。

 10年ぶりの再会だというのに、ホッキーファミリー最高のキャラクター「赤ちゃん」は相変わらず「赤ちゃん」でおむつ姿である。いわゆる年をとらないことを前提にした「サザエさん」スタイル。もっとも、「赤ちゃん」はあの負けず嫌いで浮「物無し、ダイヤモンドのハートをもつ「赤ちゃん」でしかありえないけれどね。しかも相変わらずホッキー家のダイナマイト、キケン人物なのだ。

 都会と田舎とでは、同じ言葉でも指し示す物はずいぶん違う、というページに大笑い。都会で「靴」といえば「ハイヒール」だけど、田舎では「作業用長靴」、とかね。

 別に田舎暮らしに憧れたり、農業を志したわけではなく、どうやら都落ちというか、零落の果て、田舎に流れ着いた、という気配濃厚なんだけど、惨めさは一つもなく、一家は田舎暮らしをそれなりに楽しんでいる様子。よかったよかった。

 前作ですっかりホッキーファミリーに熱狂した方は、必読。でも前作よりは毒気はすくないかも。

降りそうで降らない黄昏時は

2008-08-08 17:35:23 | 季節
 今日もやっぱり暑かった。

 図書館に行って、いくつかの雑誌のいくつかの記事を拾い読みし、整骨院に行って適度に冷房の効いた部屋で治療をしてもらい、スーパーの冷気の中で買い物をし、残金が些少だったため落ちなかった公共料金を銀行に払い込みに行った。

 充分からだが冷気に慣れては、再度猛暑の中でよろけるように車に戻り、そのギャップで脳内血管に異常を来すのではと、はらはらしつつ一日を過ごす。ちょっとしたロシアンルーレット。

 これで雨さえ降ってくれれば少しは涼しさが増すのでは、という期待が、夕方の曇り空とともに高まって来たが、うーん、雷だけで終わるような気もして来た。いや、雷まだだけど。(その後、琵琶湖の花火大会に誘われたかように、花火終了後、盛大な稲光が1時間ばかり続いた)

 灼熱のハウスの中では、人参の葉をむさぼり食うアゲハの幼虫がわんさかいたが、もはや彼らと一戦交えようという気力も湧かず、水やりのみして退散する(ごめん、H氏!!)

 しかし、客として行く図書館は、以前にも増して贅沢な時間である。図書館スタッフの皆さんのご苦労の賜物をじっくりと味わう。『ダヴィンチ』最新号で山岸涼子先生の「テレプしコーラ」の連載を読み、あと1年となった『広告批評』最新号では橋本治さんの巻頭時事批評を読んだ。
 最近私は、小泉政権時に流行った?『自己責任』と言う言葉を発端として、なんか日本人がへんな方向に流れていったように思っていたのだけれど、橋本治さんの記事に、偶然にもそのへんのことがちょっとかすっていたので、うれしくなる。

 それにしても、「日本の正しい夕立」って、そういえば最近遭遇しないな。今のあれは・・・スコールなのでは?と何人かの人たちとウワサしている。日本は現在「亜熱帯」なのかもって。その内、琵琶湖にピラルクやピラニアが普通に泳いでいたりしてね。

ビバ!日本手ぬぐい

2008-08-07 00:23:51 | おしごと
 昨日のオフも、深夜就寝/早朝起床を余儀なくされていたため、朝の仕事が一段落したあと、再び就寝。お昼寝ならぬ、遅い朝寝というか、二度寝というか。

 その後、いくつか用事を片付けていたのだが、暑い中で動くとすぐさま汗だくになる。スコールに遇ったか、池からあがった幽霊のようだ。図書室勤務の同僚がしていたように、背中にタオルを押し込もうとして、ふと蕃茄さんが、「汗拭きには日本手ぬぐいがいい」とご自身のブログで書かれていた事を思い出した。

 家で一番使い込んでいる百均(ダイソー)で購入した手拭を背中に入れて作業する。端ミシンがかけてあるのでほつれないし、洗濯によく耐える手ぬぐいなので重宝しているのだが、これがなかなかの優れものだった。たしかに、しっかりと吸収して、しっとりした手拭を取り去った後は、爽やかな気分さえする。

 すっかり味をしめて、図書館開館前の、冷房がまだ入っていないときの書架整理や、冷房の無い書庫配架時に使用してみた。結果は日本手拭いの大勝利である。タオルの吸収率をトラック一周分の差で凌駕している。これはもう、どうしたって日本手拭を偏愛、寵愛しなくてはなるまい。夏場には、どこに行くにも連れ歩かねば。

 いいことを教えてくださって、どうもありがとう、蕃茄さん。