最近はテクノロジーが発展し天気予報が以前よりも細かくわかるので便利ではありますね。
でもテニスアカデミーを経営していて、特にオーストラリアの天気予報はあまりあてにならないから
ご父兄がもうすでに次の日の予報を見て、キャンセルしようとします。
まだ雨降ってないよ、と言ってよく話を聞くと実は自分たちの都合でほかに理由があったりします。
もちろん前もって予定がわかるのは便利ですが、実際に雨が降るまでレッスンはキャンセルにならないので
わかりすぎる、知りすぎることもよくないなと思う毎日です。
雨でなくても暑さに対しても同じで、オーストラリアにはヒートルールというものがありますが
ニュースで、明日はすごい暑さになります、と言われると(まだそこまで気温が上がっていなくても)
暑いから休む、というのも??、、テニスって暑い中で汗だくになりながら、体力勝負で頑張るのがテニスじゃ
なかったの?と、あれー私間違っていたかなと思ってしまいました。
テニスの大会で待つのは普通のこと、試合で1時間2時間待たされることはよくあること。(特にジュニアを
大会に出しているご父兄ならよくわかることだと思います。)
今日もBBTカップを開催していますが、予報も雨なんて一言も言わなかったし、レーダーを見ても
雨雲はなかったのに雨が降り進行が遅れました。
でもそれがテニス。私だって待って待って、3時間4時間待って1日無駄にしたことも何度もあります。
予測できないから面白い、何が起こるかわからないから楽しい。
野球でもテニスでも、UTRでもUTRの上の人が勝たないで下の人が逆転勝ちしたりするから、面白いし感動を与える。野球でもこのまま負けるかなと思っていた
チームが9回の裏大逆転するから面白い。だからUTRの大会でも、あの相手とは試合させたくないと信じられない
ことを言うご父兄に、私たちはそれは相手をリスペクトしていない姿勢だと説明しなくてはならない使命がありますが、
UTRが下でもいくらでもチャンスはあるから、チャンスをあげて、ひっくり返すところが見たい。
勉強でもいつも一番だった子ではなくて、下の方にいた人がコツコツ頑張って上に上がってくるのが見たいし
大学受験でも何回失敗しても頑張って合格して、その後立派に卒業し、立派な社会人になるところが見たいと思っています。