バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

オーストラリア

2016-05-19 09:33:00 | テニス留学
ほんの一瞬の間でしたが、日本滞在のためブログ更新できませんでした。

毎回日本に行くたびに、自分なりに思うことや考えることがあります。
羽田に着くとその便利さに感動し、朝5時過ぎという時間に羽田国際空港に到着すると、がらがらで人がほとんどいない東京の町がとても不思議に思えます。

しばらくの間は、この短い間にあれもしなくては、これもしなくては、と、テレビを付けても同時にコンピューターも開き、本も開き、という状態の日が続き興奮状態で過ごします。

確かに食べ物は豊富だし、早く出てくるし、電車はすぐ来るし、きれいだし、便利です。それに慣れた状態でオーストラリアに来て、日本と比べて、あれがない、これがないと不満に思うのでは、まったく文化や国を知らない状況で言っていることになり、違うと思いました。
もう根本からしてまったく違う国なのです。
考え方がまったく違うのです。食べ物に対する考え方も日本とは全然違うのです。

でもオーストラリアを深く知ることによって、今度は日本では得られないものがたくさんあることに気が付くはずです。
この国に来たのなら、もっとオーストラリア人を知ろうとする必要があると思います。
今度はここで、一般の日本の方は英語を壁だと思う気持ちになると思います。でもオーストラリアの人はそこまで英語力のことは気にしていないのです。人のやさしさ、おおらかさ、助け合う心、ゆずる気持ちを知りとても心を豊かにしてもらえます。テニスコートでも同じで、試合の相手が自分のショットをほめてくれたり、と気持ちよく試合ができることが多いのではないかと思います。

東京では私がどんなに重い荷物を持って駅の階段を上っていても、助けてはもらえないし、飛行機の中で重い荷物を棚からおろすのも、助けてもらえないし、トイレの順番を待っていても、隣があいてますよという声かけてもらえることもありませんでした。

でもシドニー空港に到着するなり、荷物が出てくるターンテーブルから、重い荷物を取ろうとしていた日本人シニア世代の女性を見るなりすぐに、走っていて荷物を取ってあげたオージーの若者。さすがと思いました。

物でない心の豊かさをオーストラリアでたくさん味わってもらいたいし、それがこの国の魅力の1つだと思っています。



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