COOL JAPAN

先月、園芸科学科では盆栽の講習会が行われました。
日頃から植物を扱った学習をしていますが
ほとんどがガーデニングやフラワーアレンジ。
なかなか盆栽を学ぶ機会はありません。
そこで特別に外部講師をお招きして
盆栽の講習会を開きました！
その際、名農生が作った作品を第２農場で発見しました。
受講した感想を聞いてみると「楽しかった」と
答える人ばかりで、有意義な時間となったようです。
日本ではマニアックな趣味というイメージがありますが
世界からはCOOL JAPANとして注目されています。
魅力はなんといっても小さな器の木１本だけで
日本独特の自然観、宇宙観を表現するところ。
これは龍安寺の白砂の石庭につながるものだそうです。
盆栽の伝道師になれとはいいませんが
日本文化にあらためて興味をもってもらえるとうれしいです。

吸光光度計

草花による水質浄化研究。
以前からこのアイデアはありましたが
どれぐらい浄化できたかを確認するすべがなく、
なかなか実行できませんでした。
小学校や中学校では理科の授業でパックテストという
簡単な方法で池などの水質を分析することがあります。
しかし色の濃さによって含まれている成分量の多少を推測するもので
具体的にどれぐらい含まれているかという数値を出すことはできません！
そこでチームが昨年導入したのが吸光光度計。
何十万円もするかなりお高い分析装置で
ひとつの課題研究斑で購入するレベルのものではありませんが
さまざまな助成金を活用して手に入れました。
しかしいちいち外部に分析依頼していたらもっと高額の費用となり、
研究自体をあきらめるしかなかったと思います。
最強の装置を手に入れたチームは
今年も２年生が１週間毎に当番を決めて分析に当たっています。