花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

懐かしの農業高校

2015年06月11日 | 研究
まるで業者のような大量の培養土。
これはチームがバイオエンジンを製作するのに使うものです。
その数約60袋、でもこれで全部ではありません。
チームは今年バイオエンジンを地域に設置していますが
予定では100基も製作することになっています。
一鉢一袋使うので全部で100袋も購入することになります。
さすがにこの量ともなると地元の業者さんが運んでくれます。
その業者さんは、初めて名農の敷地内に入ったらしく
とても広くてきれいだと嬉しそうに話していました。
しかしお話を伺ってみるとなんと北海道出身で
何十年も前に農業高校を卒業しているというのです。
それも名門「帯広農業高校」、いうところの「帯農」(おびのう)です。
数年前、帯農出身の漫画家が帯農を舞台とした漫画「銀の匙」を発表し
それが大ヒットし、映画化もされたので知っている方も多いと思います。
実は数十年前、帯広農業高校で開催された農ク全国大会に
東北代表として名農生を連れてプロジェクトに出場したことがあるので
帯農には行ったことがあります。
確か名農なんて比較にならないほど大きな学校のはずです!
何十年ぶりかで敷居をまたいだ農業高校。
植物や土の香りがきっと懐かしかったのだと思います。
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水上ガーデニング

2015年06月11日 | 研究
ここは八戸市のある公園。
まもなくバイオエンジンが設置される都市公園です。
このように池の底も縁もみんなコンクリートでできています。
したがってこの池は私たちの分析では
窒素分が少ないことがわかっています。
これは富栄養化ではなく貧栄養化。
よくいう「死んだ水」です。
このような池では微生物が少ないので
枯れ葉が落ちてもなかなか分解されず
きれいなままで池底に残ってしまいます。
アオコが発生する池も困りますが
このような葉が底にたまる貧栄養化の池もあまり
良い景観を提供しているとは思われません。
チームはここにバイオエンジンを設置する計画です。
目的は水質浄化よりは景観形成機能。
水上できれいな花を咲かせ、来場された市民のみなさんを
和ませようというのが目的です。
前回も設置したところ、新聞で取り上げられ話題となりました。
水上ガーデニング。バイオエンジンは
新しい園芸分野を開拓しています!
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