史上最大の作戦「BーDay」近づく

ここは八戸市のこどもの国。
年間60万人もの市民が利用する憩いの広場です！
遊具もあるので子どもたちにも人気で
チームのメンバーも時々利用しているようです。
さてこの公園にはいくつか池があります。
これはそのひとつですが、水面に藻が繁殖していて
ちょっと気持ち悪い感じがします。
おそらく富栄養化になっているのではないでしょうか。
水深はわずか30cm程度と浅く壁も底もコンクリート。
つまりプールのような池なのです。
浄化装置もあると思うのですが、
見た限りでは作動しているようには見えません。
チームは八戸市と連携し、この池にも
水質浄化システム「バイオエンジン」の設置を決めました！
設置はこの池を含めてなんと６ヶ所。
おそらく今年最大の活動になることでしょう。
アメリカ軍はこのような大事な作戦決行日を暗号で呼んでいます。
有名なのは映画にもなったノルマンディー上陸作戦のD-day。
そして実現はしませんでしたが日本本土上陸作戦はX-dayと呼んでいたそうです。
ちなみにチームが行う今年の活動開始日はバイオエンジンにちなんで
B-dayとでも呼べばいいかもしれません。
これは先月の様子ですが、このように水質を
事前に調査しようとサンプルをすでに採取し、準備完了です。
決行日 B-dayが近づいています！

特殊能力を引き出せ

今年は草花サンパチェンスを使った水質浄化の普及が目標のチーム。
予定では100基のバイオエンジンを地域に提供する予定です。
しかし突然サンパチェンスを池に設置すると根腐れを起こします。
そこで１ヶ月、水に浸しながら水中根の発生を促してきました。
この根はなんと中が空洞になっています。
葉で取り込んだ酸素を根の先まで届けられるような
仕組みになっているのです。
普通に土で栽培しているとお目にかからないこの水中根。
チームはこの特殊能力を引き出して
陸生植物であるサンパチェンスを池に持ち出すことに成功しています。
ご覧の通り、白い水中根も出てきました。
サンパチェンスは準備完了。
いよいよ２～３年生が協力した設置作業が始まります！