花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

はじめてのおつかい?

2015年08月18日 | 研究
夏休みのある日、チームの2年生がつくばエクスプレスの
つくば駅にあらわれました。
写っているのは青いシャツを着た2人ですが実際は3人。
2泊3日のグーグル主催の科学研修会を終えて八戸に帰る時の様子です。
実はこの研修会、応募してきた全国のグループのなかから
面白いテーマを掲げているチームをいくつか選抜し
つくばで研究を進めるための指導をするというもの。
なんと2年生チームが選ばれてしまいました。
しかし彼らが上京する日は、こちらも都合が悪く
ついて行くことが出来ません!
さらに研修会自体、引率者や保護者の参加を想定していません。
ちょっと心配しましたが、運がいいことに集合場所は東京駅。
そこで保護者の許可をいただいて、
なんと自分たちの力で新幹線に乗って上京させることにしました。
東京駅集合とはいっても、初めてでは自力で歩けないもの。
ところが彼らはなんなくクリアーしたようです。
きっとスマートフォンが頼もしいアイテムだったと思います。
でもいろいろお世話になった方もいるので
お礼と今後の活動計画を確認する目的もあり、
彼らをつくば駅に迎えに行くことにしました。
この写真はつくば駅で無事再会した時のもの。
はじめてのおつかい?を無事終えた彼らは
疲れたのかすぐに睡魔に襲われたようでした。
きっと有意義な夏休みになったに違いありません。



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ふきのサラダ!

2015年08月18日 | 研究
これは秋田ふき。
小さな鉢のように見えますが
実際は大きな大きな樽のようなプランターです。
担当はある2年生男子。
春からひとりで調査を続けています。
この研究は今年から始まったものですが
研修生、つまり1年生のフローラJr.も
方法こそ違いますが同じテーマで研究しています。
彼らの目的はなんと、灰汁の強いふきを生で食べること!
一般にふきは煮てエグミのもとであるシュウ酸を洗い流すのが常識です。
しかし煮ることでせっかくのビタミンを失うことになります。
加熱せずにシュウ酸を減らせたら、
より機能性の高い食品になるはずというのがテーマ設定の理由です。
さらにふきのシャキシャキした歯触りを楽しめることになり
今まで地味だったふきがあらたなサラダ食材の主役として
デビューさせることができると考えたのですが、
そう簡単にはいきませんでした。
しかし試行錯誤しているうちになんと1年生が偶然にも成功。
そこで2年生も同じ原理ですが、1年生とは別の方法で
チャレンジしてきました。
その2年生が栽培していたふきもとうとうお盆前に収穫となり
現在は東京に送って分析しているところです。
結果がどうなるのかちょっと興味津々です。







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