花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

農業用ドローン?

2015年08月14日 | 環境システム科
先日、面白いものを積んでいる軽トラックを発見しました。
農業用のヘリコプターです。
農業では労力を軽減させるために以前から
この大きなラジコンヘリコプターで農薬を散布しています!
しかし1台500万円以上もするらしく
グループで購入したり、JAなどが購入して
面積当たりのいくらというお金をもらって散布しているようです。
おっことしたら大変なことになるのでちゃんと免許もあるとのこと。
見つけたこの日は風もなく散布日和だったようです。
ところで、このところお騒がせのドローン。
1台10万円程度なのでチームも一昨年、サクラソウの自生地撮影のため
購入計画を立てていましたが、風に弱そうなことから断念しました。
でも小型のドローンで農薬散布はできないものかと思っていました。
するとインターネット上ですでに
農薬散布用ドローンが販売されていました。
1haを6分間で農薬散布可能と書かれてありましたが
なんと価格は1台200万円。
せっかくの安価なドローンですが、これでは手が出ません。
ものづくりが得意の方なら自作できそうな農業用ドローン。
環境システム科で挑戦できないものでしょうか?
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トウモロコシのひげ

2015年08月14日 | 
トウモロコシにはこのようにたくさんのひげがついています。
正しくは絹糸(けんし)といって、雌しべです。
トウモロコシの実は、小さな花が集まってできているので
ひと粒ひと粒から雌しべが伸びてきます。
それがこの絹糸なのです。
粒の数だけ絹糸はあるので、約600本もあるといいます。
それでは雄しべはどこでしょう?
ご存知の通り、雄しべは茎の先端にまとまってついています。
このようにひとつの植物体に雄花と雌花が別々にある
システムを雌雄異花といいます。
面白いことに同じ株についている雄花と雌花の熟期は同じではありません。
したがって雌花は自分の株の花粉では授粉できず、
他の株の花粉に頼ることになります。
これはトウモロコシが自家受粉を避ける工夫だといわれています。
さて、ここで見てほしいのはトウモロコシの実の色。
かつて白と黄色の2種類が混ざったバイカラーコーンという
タイプが主流でしたが最近はあまりお目にかかりません!
なぜなら現在は黄色の実の美味しい品種がどんどん開発されているからです。
これは比較的新しい「恵味」(めぐみ)という黄色い品種。
嶽きみでも使われている甘い品種です。
今が旬のトウモロコシ、お食べになっているトウモロコシの
品種もせっかくなので調べてみてはいかがですか?
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