花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

賞味期限は一生 !

2018年12月09日 | 研究
12月10日はノーベル賞授賞式。
テレビでも本庶先生が授賞式に参加するために
ストックホルムに行かれたというニュースが流れています。
嬉しいのが必ずといっていいほど
見たことのある風景が出てくること。
晩餐会を行うストックホルム市庁舎、
授賞式が行われるコンサートホール、
お土産の定番であるノーベルのチョコなど紹介されるたびに
懐かしく眺めています。
この夏はノーベル賞受賞者が宿泊される
グランドホテルにも連れて行ったもらったおかげで
受賞者がホテルに着く様子が放映されると
その時のことを思い出してしまいます。
「百聞は一見に如かず」といいますが
本や資料を何十回読んでも、たった1回の経験が
いかに心に残るかということを実感しています。
チョコレートには賞味期限がありますが
毎年この時期になると蘇る思い出は一生楽しめます。
素敵な思い出をくださった関係者の皆さんに感謝するメンバーです。
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イチョウの葉

2018年12月09日 | 学校
散ったイチョウの葉に霜が降りて、とてもきれいです。
植物の葉は大小の違いこそあれ、
ほとんどが楕円形というか、端が細い紡錘形です。
それなのにこのイチョウだけは扇型。不思議です。
調べてみる普通の葉は、枝に着いている基部の細胞が盛んに分裂しています。
葉の基部は幅が狭いため、少しの細胞しか増えず最初の葉は広くなりません。
しかし成長にしたがって基部の分裂部分も広がってくるので
次第に葉の幅が広がってくるのだそうです。
図を描かないとちょっとわかりにくかったですね。
ところがイチョウの葉の細胞分裂は
なんと葉の先端で行われています。
したがって最初から分裂する部分が広いので
どんどん扇型に広がっていくのだそうです。
なぜイチョウがこんなスタイルになったのかなど
詳しいことはまだ解明されていないそうですが
この仕組みが分かれば野菜などの形を
自在に変えることができるかもしれません。
植物の不思議は尽きることがありません。
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