花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

久慈良餅

2018年12月16日 | 
あんこ色したお餅。これが青森県の久慈良餅(くじらもち)です。
米粉に餡と砂糖を入れて蒸したお餅でクルミがトッピングされています。
優しい甘さとモチモチした食感が人気で
青森県では昔から販売されていましたが
今では数店しかない絶滅危惧種となりました。
山形県にも同じ「くじら餅」という郷土料理があります。
江戸時代に兵糧として新庄で誕生したもので
こちらは醤油も入ってちょっと甘塩っぱいようです。
日持ちが良いことから漢字では久持良餅と書き
山形の雛祭りには欠かせないそうです。
そのあたりが青森県とはちょっと違います。
共通するのはどちらも鯨は入っていないところ。
餅自体が大きいので鯨とついたのではという資料もありますが
よくわからないのが本当のところのようです。
調べてみると全国でも山形と青森だけにしかありません。
山形から伝来したものなのか、独自に生まれたものか。
それにしてもよく似ているので謎は深まるばかりです。
さて今から20年ほど前、青森県で農業クラブ全国大会が開催されました。
当時、全国大会事務局を務めていた際、この久慈良餅にはお世話になりました。
青森の浅虫地区に宿泊された県外の皆さんにこのお餅をお土産にしてもらいたく、
お店に出向いて割引のお願いをしたことがあります。
条件は農業クラブの機関紙「リーダーシップ」を見せること。
お店の皆さんが快く協力してくださったのを今でも覚えています。
久慈良餅は青森県の郷土料理ではありませんが、代表的な青森県のお菓子。
青森に来県された際はぜひ食べてみてください。
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ニンジンだよね!

2018年12月16日 | 環境システム科
昨年まで毎日のように使っていた施設園芸実験室。
今年はここでの授業を持っていないこともあり
久しぶりに入りました。
実はこの実験室、自分で設計した建物です。
机や棚の位置や幅、シンクの大きさや準備室の間取りなど
生物工学実験室を参考にして図面にしたのを覚えています。
さてそんな施設園芸実験室で不思議なものを発見。
黒い炭のようなものから緑の葉が出ています。
触ってみるとやはりモミガラくん炭。
サラサラしています。
そしてすぐ植物がわかりました。
なんとニンジンです。
主婦が食べたニンジンのヘタを
水につけておくと葉が出てくるので
それを料理に使うというのはよく聞きますが
全く同じような栽培です。
ニンジンのヘタ、そしてモミガラくん炭。
いったい何を狙っているのでしょう。
想像を超えた発想で思いつきません。
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