青森県南部地方の郷土料理に「豆しとぎ」があります。
しとぎ(粢/糈)とは神様に備えるお餅をいい、日本全国にあります。
お餅なのでも、ちろん米粉が材料の晴れ食です。
しかし同じ青森県でも地域によってしとぎ餅の姿は違ってきます。
日本海側の津軽地方では餡が入った白いお餅をしとぎ餅といいますが
太平洋側の南部地方ではこの緑色の豆しとぎへと変わります。
これは荒く砕いた青大豆と米粉を混ぜて成形したもの。
本来ならば100%お米で作るべきですが、
冷害に苦しんできた先人は貴重なお米に
大豆を混ぜることで増量したのです。
したがってうっすら緑色しています。
また大豆ではなく黒豆を入れたものは灰色になります。
さてこの豆しとぎ、先人は12月12日(旧暦)の
山の神様と農神様の年取り(年越し)にお供えしました。
今でこそお土産屋さんで年中手に入りますが、
昭和初期頃までは晴れの日でなければ食べられない貴重な食べ物だったのです。
そんな豆しとぎ、このまま食べることもできますが
生米なので、食べ過ぎるとお腹を壊すかもしれません。
ぜひ焼いて食べてみてください。
香ばしくて豆の風味も感じられ美味しいものです。
しとぎ(粢/糈)とは神様に備えるお餅をいい、日本全国にあります。
お餅なのでも、ちろん米粉が材料の晴れ食です。
しかし同じ青森県でも地域によってしとぎ餅の姿は違ってきます。
日本海側の津軽地方では餡が入った白いお餅をしとぎ餅といいますが
太平洋側の南部地方ではこの緑色の豆しとぎへと変わります。
これは荒く砕いた青大豆と米粉を混ぜて成形したもの。
本来ならば100%お米で作るべきですが、
冷害に苦しんできた先人は貴重なお米に
大豆を混ぜることで増量したのです。
したがってうっすら緑色しています。
また大豆ではなく黒豆を入れたものは灰色になります。
さてこの豆しとぎ、先人は12月12日(旧暦)の
山の神様と農神様の年取り(年越し)にお供えしました。
今でこそお土産屋さんで年中手に入りますが、
昭和初期頃までは晴れの日でなければ食べられない貴重な食べ物だったのです。
そんな豆しとぎ、このまま食べることもできますが
生米なので、食べ過ぎるとお腹を壊すかもしれません。
ぜひ焼いて食べてみてください。
香ばしくて豆の風味も感じられ美味しいものです。