花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

豆しとぎ ?

2018年12月15日 | 
青森県南部地方の郷土料理に「豆しとぎ」があります。
しとぎ(粢/糈)とは神様に備えるお餅をいい、日本全国にあります。
お餅なのでも、ちろん米粉が材料の晴れ食です。
しかし同じ青森県でも地域によってしとぎ餅の姿は違ってきます。
日本海側の津軽地方では餡が入った白いお餅をしとぎ餅といいますが
太平洋側の南部地方ではこの緑色の豆しとぎへと変わります。
これは荒く砕いた青大豆と米粉を混ぜて成形したもの。
本来ならば100%お米で作るべきですが、
冷害に苦しんできた先人は貴重なお米に
大豆を混ぜることで増量したのです。
したがってうっすら緑色しています。
また大豆ではなく黒豆を入れたものは灰色になります。
さてこの豆しとぎ、先人は12月12日(旧暦)の
山の神様と農神様の年取り(年越し)にお供えしました。
今でこそお土産屋さんで年中手に入りますが、
昭和初期頃までは晴れの日でなければ食べられない貴重な食べ物だったのです。
そんな豆しとぎ、このまま食べることもできますが
生米なので、食べ過ぎるとお腹を壊すかもしれません。
ぜひ焼いて食べてみてください。
香ばしくて豆の風味も感じられ美味しいものです。
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三日月

2018年12月15日 | 学校
夕方の名久井農業高校。
まだ5時前だというのに真っ暗です。
その中で灯りが2つ見えます。
ひとつはアーチェリーレンジ。
0度近い気温の中、名農のアーチャーが黙々と練習に励んでいます。
このところ力をつけてきた名農アーチェリー部。
古豪復活も近いかもしれません。
もうひとつが天上の月。
この日は月齢で3.8、三日月です。
したがって明るく照らすことはありませんが
頑張る名農生を応援しています。
さて1年で一番昼が短いのが冬至ですが
2018年は終業式の次の日である12月22日。
冬至の空、今度は満月が輝いているはずです。
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エコプロ2018

2018年12月15日 | 研究
先週、東京ビッグサイトに出かけたチームフローラ。
ちょうど開催されていたエコプロ2018を見学してきました。
このイベントは日本最大級の環境イベントで
さまざまな企業の環境に関する取り組みや技術が紹介されています。
楽しいイベントなのでついついメンバーの2人も
展示されている小型のモビリティーに乗り込んでいました。
さてこのイベントはかつてエコプロダクツという名前でした。
なぜならチーム フローラ フォトニクス は今まで確か3回、
このビッグイベントに出展者として参加したことがあるからです。
ひとつは白いリンゴ、もうひとつは種差海岸のサクラソウ保護活動、
そしてサンパチェンスによる水質浄化装置「バイオエンジン」。
いずれも環境という視点で紹介展示しました。
面白かったのは白いリンゴ。
その年の夏の平均気温と着色が深い関係があることから
これを「夏の記憶」という温暖化を刻んだ商品にしようというアイデアでした。
またある年はブース出展者の依頼で
会場の特設ステージで30分もの間、
これらチームが開発した環境に関するアイデアを紹介した時もあります。
エコプロダクツからエコプロへ。
日本人得意の省略名称に変わりましたが
懐かしく見学させてもらいました。
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Moon Drop

2018年12月15日 | 
最近、不思議な形をしたブドウが出回っています。
まるで人の指のような形です。
名前はムーンドロップ(Moon Drop)。
月の雫という素敵な名前がついています。
皮がどのように剥けるのか興味がありましたが、
食べてみると皮は取れません。
どうやら最近流行している皮ごと食べる品種のようです。
このムーンドロップは俵形ですが
調べてみると先端が細くなっているものもあります。
それらは「魔女の指」とか「貴婦人の指」という名前がついています。
あまり美味しそうな名前と姿ではありませんが
味は甘くてなかなかのもの。
見つけたらぜひ食べてみてください。
なお本日の青森県の新聞にチームの受賞が取り上げられています。
ご覧ください。
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